一般社団法人あんしんの輪に寄せられる具体的なご相談や、他では聞けない身元保証のリアルな実例について、
公式YouTubeチャンネル「終活親子の田中さん」で解説した内容をQ&A形式で網羅しました。
ご自身の状況やご不安に近いケースを探し、将来の安心にお役立てください。
Q 身元保証会社のエンディングプランとは何ですか?亡くなった後のどんなことを任せられるのでしょうか?
A.エンディングプランは、亡くなった後に必要となる葬儀の代行、納骨、死後事務、遺品整理などを生前に依頼しておくサービスです。呼び名や内容は会社によって異なります。あんしんの輪のエンディングプランでは、事前に終活ノート(エンディングノート)へご希望を細かくまとめておき、万一の際はその内容に沿って私たちが責任を持って実行します。誰が何をするか決まっていない不安を、元気なうちに解消できる仕組みです。
Q 子どもは近くにいるけれど負担をかけたくない場合でも、葬儀や死後事務を業者に依頼するのは一般的ですか?
A.はい、最近増えているご利用パターンです。エンディングプランの利用者は、お子さんや親族がいない方、遠方で頼めない方に加え、「近所に仲の良い子どもがいるが負担をかけたくない」という方が近年特に増えています。葬儀は経験が少なく、仕事を休む必要もあり、費用もかかるためです。あんしんの輪でも、頼れる家族がいる方が「自分で決められることは決めておきたい」という理由で契約されるケースが多くなっています。
Q 直葬とはどんな葬儀の形式ですか?亡くなる前に友人と面会の機会を作ることはできますか?
A.直葬は、病院や施設で亡くなった後、通夜や告別式を行わずに安置施設を経て火葬場へ向かう最もシンプルな葬儀形式です。直葬には2つのタイプがあり、誰にも会わずそのまま火葬するものと、安置期間中に事前予約した友人や親族が面会できるものがあります。あんしんの輪の会員様も、高齢で親族や友人に負担をかけたくないという理由から、このいずれかの直葬を選ばれる方が最も多くなっています。
Q 特定の宗派を信仰している場合でも、葬儀代行サービスでお経をあげてもらうことはできますか?
A.はい、可能です。あんしんの輪では終活ノート作成時にご本人の宗教・宗派を事前に伺っており、僧侶を呼ぶか呼ばないかも含めて希望を決めておけます。現在は複数の宗派に対応できる僧侶もいるため、ご自身の宗派に合わせた読経の手配が可能です。葬儀の規模、予算、宗教・列席者まで事前に決めておくことで、ご本人の信仰と希望に沿ったお見送りを実行します。
Q 亡くなった人の銀行口座や契約がどこにあるか分からない場合、死後の手続きはどれほど大変になりますか?
A.非常に大変になります。実際にあんしんの輪では、財産情報の記録がなかった方が亡くなった際、ご自宅に山積みの郵送物を一つずつ確認し、それでも全ての口座を把握できず、近隣の銀行に1件ずつ電話で問い合わせた経験があります。今はスマホで管理される契約も多く、IDやパスワードが分からないと探しようがありません。そのため、あんしんの輪では終活ノート作成時に、取引銀行の支店名まで詳細に記録していただいています。
Q 身寄りのない一人暮らしの人が亡くなった場合、病院からの連絡後は誰がどのように葬儀を進めてくれるのですか?
A.病院で亡くなると、まず「すぐに葬儀社を決めてご遺体を引き取ってください」と必ず言われます。あんしんの輪では、病院からの連絡を受け次第、終活ノートに記載された葬儀社へ連絡してご遺体の引き取りを速やかに手配し、その後は私たちが葬儀社との打ち合わせに出席して、生前のご希望通りの内容で葬儀を進めます。ご家族がいれば一緒に、おひとり様の場合は私たちが責任を持って最後まで執り行います。
Q お墓を持っていない場合、納骨や埋葬はどんな選択肢がありますか?管理の手間がかからない方法はありますか?
A.既にお墓や先祖代々の墓があればそこへ納骨しますが、お墓がない方には海洋散骨や、提携する合同墓地への埋葬(合祀)といった選択肢があります。あんしんの輪の会員様に最も人気なのは合同墓地です。永代供養が含まれるため、その後の管理費用や手間が一切かからず、後を見る方に負担をかけません。ご本人の希望や好みに合わせて、私たちが執行まで責任を持って行います。
Q 遺言書で慈善団体への寄付を希望した場合、亡くなった後に実際に送金まで行ってくれるサービスはありますか?
A.はい、あります。あんしんの輪では遺言執行を承ることが多く、遺言書の内容に基づいて相続人への財産の分配や、生前に希望されていた寄付先への送金まで実行します。過去には赤十字やNPO法人、子ども食堂などへ寄付を届けた実績があります。なお、こうした死後の費用は契約時にお預かりして信託会社で保管し、必要になった時点で信託会社と連携して引き出す仕組みのため、資金面も安全に管理されています。
Q 身元保証業界では過去に預託金の使い込みなどの事件があったと聞きました。トラブルを起こさない会社をどう見分ければ良いですか?
A.過去には公益財団法人日本ライフ協会の預託金流用事件や、愛知県のNPO法人えんご会での死因贈与契約が無効とされた裁判がありました。見分けるポイントは「預託金が第三者管理か」「死因贈与で財産を要求しないか」の2点です。あんしんの輪では預託金を信託会社の第三者口座で管理し、死因贈与契約は一切行わないことで、構造的に同様の事件が起こらない体制を整えています。
Q 身元保証会社と利用者の間で遺言書を作成する場合、財産の不正を防ぐにはどのような形式が安全ですか?
A.遺言書は公正証書遺言として作成し、身元保証会社以外の専門家が関与する形が安全です。あんしんの輪では遺言書等の書類を作成する際、提携する司法書士が間に入って書類作成を支援し、公証役場で公正証書として作成する流れを取っています。第三者のチェックが入るため、利用者に不利な内容になることを構造的に防いでいます。
Q 国が定めた高齢者等終身サポート事業者のガイドラインに対応している身元保証会社を選びたいのですが、対応状況はどう確認すれば良いですか?
A.内閣府の「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」への対応状況は、契約前に事業者へ直接確認することをお勧めします。あんしんの輪ではこのガイドラインを重要なものと認識して内容を遵守しており、必須項目に加えて推奨項目も導入しています。例えば地域に密着したケアとして推奨される利用者への定期訪問も、電話確認だけで済ませず標準で実施しています。
Q 施設の入居者や患者が夜間・休日に急変した際、家族に連絡がつかない場合に代わりに対応してくれるサービスはありますか?
A.身元保証会社の中には24時間対応の窓口を持つところがあり、緊急時の連絡先として機能します。あんしんの輪では24時間365日連絡が繋がる窓口を設け、電話を受けるだけでなく状況に応じて病院や施設へ速やかに駆けつけます。現場のスタッフ様を孤立させず、家族の代わりとして対応する体制を整えているため、夜間や休日の急変時も安心です。
Q ケアマネージャーやソーシャルワーカーが利用者に身元保証サービスを紹介する場合、制度の説明はどこまで自分で行う必要がありますか?
A.身元保証は専門性が高く、担当者様が一から説明するのは大きな負担です。あんしんの輪では、担当者様にはパンフレットをお渡しいただくだけで、その後の制度説明・見積もり・ご面談まで全て私たちが担当します。初回面談後や契約完了時には進捗を必ず報告するので、「紹介したのに連絡がない」という事態も起こりません。パンフレットは5部でも10部でも無償で郵送します。
Q ケアマネジメントや医療ソーシャルワークの業務と、身元保証会社の業務範囲が重なってトラブルになることはありませんか?
A.信頼できる身元保証会社は、紹介元の専門職の業務領域を侵さない棲み分けを徹底しています。あんしんの輪は、日常生活の細かな困り事や、亡くなられた後の死後事務・葬儀の段取りといった実務に特化しており、ご紹介いただく際には相互で情報連携を行いながら進めます。ケアマネージャー様やソーシャルワーカー様の専門性を尊重し、業務を妨げることは決してありません。
Q 利用者に身元保証会社を紹介した後、強引な営業や高額なオプション勧誘でクレームになることが心配です。紹介前に確認すべきことはありますか?
A.紹介前に、その会社の契約プロセスと営業方針を確認することが重要です。あんしんの輪では不要なオプションの勧誘や強引な契約は一切行わず、他社との比較検討も歓迎しています。通常は複数回の説明で時間をかけ、納得いただいてから契約に進みます(緊急時の即日契約には別途対応)。料金も業界の中で安い水準と自負しており、費用面でクレームになる心配はありません。
Q 埼玉県東部で身元保証について職員向けの勉強会や説明会を開いてくれる事業者を探しています。あんしんの輪に講師を依頼できますか?
A.はい、可能です。あんしんの輪は毎月1回、越谷駅前の会議室で説明会を開催しているほか、春日部の第2地域包括支援センターでケアマネージャー向け勉強会の講師を務めるなど、出張形式にも対応しています。参加者が2〜3名程度の小規模でもお伺いします。獨協医科大学埼玉医療センターや春日部中央総合病院、越谷・春日部の地域包括支援センターなどとの連携実績もあり、お気軽にご相談いただけます。
Q 身元保証会社とは何をしてくれる会社ですか?親族に頼めない場合の保証人代行以外にどんなサービスがありますか?
A.身元保証会社は、病院への入院、施設への入居、賃貸住宅の契約などの際に、従来は親族やお子さんが担っていた身元保証人を代行する会社です。保証人になるだけでなく、亡くなった際の葬儀代行や死後事務、遺言書作成のサポート、相続の相談、認知症に備えた後見人の引き受けなど、終活全般を支援しています。あんしんの輪も埼玉・東京エリアを中心に、これらのサービスを一貫して提供しています。
Q 身元保証サービスの初期費用はいくらぐらいが適正ですか?100万円以上の請求は高すぎるのでしょうか?
A.身元保証は数十万円程度、葬儀や死後事務の代行まで含めると葬儀費用込みで100万円を超えることもあり、手間のかかるサービスなので一定の費用は妥当です。問題なのは金額そのものより、サービスの詳細や費用の内訳を確認しないまま「とりあえず入会」で高額を支払うことです。必要なサービスは一人ひとり異なるため、内容に応じた適切な料金設定をしている会社を選びましょう。あんしんの輪では、契約前に必要なサービスを一緒に整理し、内訳を明確にした料金をご提示しています。
Q 身元保証会社が倒産・破綻した場合、葬儀のために預けていたお金は戻ってきますか?
A.国のガイドラインでも、高額な費用を支払った後に会社が破綻し、お金が返ってこなかった事例が報告され注意喚起されています。対策として重要なのは、資金が信頼できる第三者機関に預けられているかの確認です。あんしんの輪では、葬儀や死後事務のためにお預かりする費用を、実際に使う時まで第三者の信託会社に預ける形を取っており、万が一あんしんの輪が破綻・倒産しても、信託会社から契約者様へ資金が返還される体制を構築しています。
Q 資金管理が不透明な身元保証会社を契約前に見抜くには、どこをチェックすれば良いですか?
A.預けたお金を「いつ・誰が・どこで」管理するのかを具体的に説明できるかどうかがチェックポイントです。説明が曖昧だったり、自社口座で管理しているだけの会社は慎重に検討すべきです。信託会社の利用が絶対条件というわけではありませんが、利用者のお金が信頼できる機関に預けられている仕組みは重要です。あんしんの輪では信託会社による第三者管理を採用し、利用者様から安心して資金をお預かりできる体制を整えています。
Q 外部の専門家と連携せず、自社だけでサービスを完結させる身元保証会社は避けた方が良いのでしょうか?
A.利用者を自社だけで囲い込み、外部との連携が見えない業者には注意が必要です。信頼できる会社は、多様なニーズに応えるために外部の専門家や公的機関と日常的に連携しています。あんしんの輪では、弁護士・税理士・司法書士といった士業の方々に加え、市役所、地域包括支援センター、社会福祉協議会などの行政機関、さらに病院や介護施設とも連携してサービスを提供しています。連携先の具体名を確認するのも有効な見極め方です。
Q 身元保証の知識がない一般の人でも、信頼できる会社かどうかを簡単に見極める方法はありますか?
A.最も単純で有効な方法は、契約前に何度も担当者と会って説明を聞き、「この会社なら信用できる、困った時に頼れる」と完全に納得してから契約と支払いをすることです。身元保証会社とは一生涯の付き合いになるため、1回の説明で即決を求める会社より、時間をかけて関係を築ける会社を選ぶべきです。あんしんの輪では、初回のご相談から2〜3回お会いして対話を重ね、納得いただいてから契約に進む形を標準としています。
Q 終活ノート(エンディングノート)の作成を無料でサポートしてくれる身元保証会社はありますか?
A.はい、あります。あんしんの輪では、終活ノートの作成を無料でお手伝いしています。万が一の時の連絡先、葬儀や埋葬の希望などを、何度もお会いして話し合いながら一緒にまとめていきます。この作成過程には、ご本人に本当に必要なサービスが何かを浮かび上がらせる効果もあり、不要な契約を防ぐことにつながります。ノートを作った上で、必要なサービスだけを納得して選んでいただく形を取っています。
Q 身元保証会社を比較検討する際、契約を急がせる会社と時間をかけてくれる会社ではどちらを選ぶべきですか?
A.時間をかけてくれる会社を選ぶべきです。契約すれば何度も顔を合わせる一生涯の付き合いになるので、契約前の段階で十分に対話できるかどうかは、その後の対応品質を映す鏡になります。詳細を聞かずに入会を促したり、初回で契約を迫る会社は避けましょう。あんしんの輪では、ご相談から複数回の面談と終活ノート作成を経て、その方に必要なサービスを見極めてから契約する流れを取っており、契約を急かすことはありません。
Q 成年後見人と身元保証人は何が違うのですか?それぞれの役割を分かりやすく教えてください。
A.成年後見人は、認知症などで判断能力が低下した後に、本人に代わって契約やお金の管理を行う「法律と契約のプロ」で、弁護士や司法書士が務めることが多い制度です。一方、身元保証人は元気なうちから契約でき、施設費用の連帯保証、緊急時の駆けつけ、亡くなった後の遺体引き取りまで担う「家族の代行役」です。あんしんの輪は身元保証を本業としつつ、任意後見人の引き受けにも対応しており、両方の相談が可能です。
Q 成年後見人がいれば、施設入居時の連帯保証人や亡くなった後の遺体の引き取りもお願いできますか?
A.いいえ、できません。成年後見人の仕事は本人に代わる契約手続きや財産管理であり、施設費用の連帯保証や、退院時の迎え、遺体の引き取りは権限外です。親切な後見人が手配まで行ってくれる場合もありますが、制度上の役割ではありません。これらは身元保証人が担う領域です。あんしんの輪では連帯保証、緊急駆けつけ、遺体のお引き取り、葬儀代行、納骨まで、家族に代わって現場で対応しています。
Q まだ元気なうちに成年後見人をつけておくことはできますか?
A.法定後見制度は、認知症などで判断能力が低下してから家庭裁判所に申し立てて始まる制度のため、元気なうちの申請は却下されます。元気なうちから備えたい場合は、将来の後見人を自分で選んで契約しておく「任意後見契約」を利用します。あんしんの輪では任意後見人の受任も行っており、元気なうちの身元保証契約とあわせて、将来認知症になった場合への備えをワンストップで整えられます。
Q 骨折などで入院したけれど頭はしっかりしている場合、身寄りがなければ成年後見制度で保証人を頼めますか?
A.頼めません。成年後見制度は判断能力が低下した方のための制度なので、足の骨折など体の問題で入院しても、判断能力に問題がなければ対象外です。このケースで必要なのは身元保証人であり、認知症かどうかは関係ありません。あんしんの輪では、身寄りのない方や親族に頼みにくい方の入院・施設入居時に、法人として身元保証人を引き受け、手続きから緊急時対応までサポートしています。
Q 成年後見人の費用は月額いくらぐらいで、総額ではどの程度かかるものですか?
A.成年後見人の報酬は家庭裁判所が決定し、本人の財産額に応じて月額2万〜6万円程度が目安です。最大の特徴は、一度後見人がつくと原則として亡くなるまで毎月支払い続ける点で、例えば月4万円で10年間続けば総額約480万円になる計算です。「今月は何も頼んでいないから安くして」は通用しません。あんしんの輪では、こうした費用の仕組みの違いも含めて、契約前にご説明しています。
Q 成年後見と身元保証では料金の支払い方はどう違いますか?費用総額を事前に把握できるのはどちらですか?
A.成年後見は裁判所が決めた月額報酬を亡くなるまで払い続けるため、総額が事前に読めません。一方、身元保証は契約時に見積もりを確認してから決められ、初期費用と将来の葬儀・埋葬・死後事務のための預託金を最初にまとめて支払う形が一般的です(会社により月額制もあります)。何にいくら使うかを事前に把握してサービスを選びたい方には身元保証が向いています。あんしんの輪でも契約前に内訳を明示した見積もりをご提示しています。
Q 認知症になってから自動的に選ばれる法定後見人は、本人が元気な頃の希望を反映してくれますか?
A.法定後見人は家庭裁判所が選任するため、本人の元気な頃の思いや「こうしてほしい」という希望を知らないまま財産管理や手続きを行うことになります。本人の意思を反映させたいなら、元気なうちに任意後見契約で信頼できる相手を指定しておくことが重要です。あんしんの輪が任意後見人をお引き受けする場合、事前の面談や終活ノートの作成を通じてご本人の希望を把握しているため、認知症になった後もその思いを引き継いだ支援ができます。
Q 親が認知症と診断された後からでも、身元保証サービスの契約はできますか?
A.原則として難しくなります。身元保証契約はご本人との契約のため、契約内容を理解する判断能力が必要であり、認知症で判断能力が低下してからでは契約を結べないのが一般的です。あんしんの輪でも、判断能力が不十分な方とのご本人契約はお受けしていません。入院や施設入居で身元保証人が必要になる場面は突然やってくるので、判断能力がしっかりしている元気なうちに契約しておくことをお勧めしています。
Q 入院申込書の身元保証人欄に「緊急時に必ず連絡がつき、すぐ駆けつけられる人」を書くよう病院から求められました。頼める親族がいない場合はどうすれば良いですか?
A.病院は形だけの記載ではなく、緊急連絡が必ずつながり、すぐに駆けつけられる身元保証人を求めることが多く、お子さんがいない方や遠方で頼れない方が困る典型的な場面です。あんしんの輪では、法人として申込書の身元保証人欄に名前を入れることができ、緊急時の連絡受付と駆けつけに対応します。費用面で求められることの多い連帯保証もあわせてお引き受けしています。
Q 入院中や施設入居中に身寄りのない人が亡くなった場合、遺体の引き取りはどうなりますか?
A.病院や施設は、亡くなられた後すぐにご遺体を引き取ってほしいと求めるのが実情で、対応できる人がいないと大きな問題になります。あんしんの輪のような身元保証会社は、こうした場面で速やかにご遺体の引き取りに対応する役割を担っています。おひとり様や親族に頼れない方でも、事前に契約しておくことで、万一の際の対応者が明確になり、ご本人も病院・施設側も安心できます。
Q 一人暮らしで「寝たまま朝目が覚めなかったらどうしよう」という孤独死の不安があります。何か対策はありますか?
A.あんしんの輪では見守りサービスを提供しており、孤独死への不安を大きく減らせます。具体的にはヤマト運輸の見守りセンサーを活用し、トイレ・洗面所・玄関などの電球を交換するだけで人の動きを感知、12時間以上動きがない場合にあんしんの輪へ連絡が入る仕組みです。実際に設置されたご利用者からは「誰かが見守ってくれていると思えて、夜中に何度も目が覚めていたのが朝まで熟睡できるようになった」という声をいただいています。
Q 入院中に医師から「治療方針の説明をするので親族を呼んでください」と言われました。子どもに仕事を休ませたくない場合、代わりに同席してくれる人を頼めますか?
A.はい、頼めます。治療方針の説明では親族の同席を求められることが多いですが、お子さんに仕事を休ませるのは心苦しく、身寄りのない方はそもそも頼めません。あんしんの輪では、スタッフがご本人に同行して医師の説明に同席し、医療に関する相談内容をしっかり聞き取ります。ご本人にとっても、一人で難しい説明を受けるより安心して治療方針を決められるようになります。
Q 一人暮らしの高齢者が咳や微熱を放置して急激に悪化した場合、家族の代わりに駆けつけて病院に連れて行ってくれるサービスはありますか?
A.あります。実際にあんしんの輪では、咳と微熱を風邪と思って自宅で様子を見ていた一人暮らしの男性会員から「様子がおかしい」と連絡を受け、すぐに駆けつけました。熱があり食事も取れない状態だったため、その場で救急車を呼んで病院まで付き添った結果、診断は肺炎で、医師から「このままなら衰弱して亡くなっていたかもしれない」と言われる状況でした。早期の連絡と駆けつけが命を守った事例です。
Q 急に手術が決まったのに身元保証人がいなくて入院手続きが進まない場合、すぐに保証人を引き受けてもらうことはできますか?
A.はい、可能です。実際にあんしんの輪では、大腸ポリープの手術が急に決まったものの、身元保証人を求められて入院手続きができず困っていた60代男性からお申し込みを受け、すぐに手続きを進められるようにした事例があります。足が弱っていたため入院手続きにも付き添い、無事に手術を終えてご自宅に戻られました。身元保証人がいないために手術が進められないケースは現在とても多く、迅速な対応が可能です。
Q 体調が悪い中で入院準備をするのが大変です。洗面用具や寝巻きなどを代わりに揃えて病院に届けてくれるサービスはありますか?
A.あります。入院が決まると洗面セット、タオル、寝巻き、下着など準備するものが多く、病院でレンタルできる場合もありますが自宅から持参が必要なものも少なくありません。もともと体調が悪い方には大きな負担です。あんしんの輪では、スタッフが必要な入院準備品を揃えて病院までお届けします。その方のお子さんが準備して持ってきてくれるような形のサポートです。
Q 身元保証会社は保証人になる以外にどんなことをしてくれるのですか?日常の細かい頼み事もお願いできますか?
A.身元保証会社の仕事は、一言でいえば「その方のお子さんの代わり」です。あんしんの輪では、身元保証・連帯保証、入院や通院の付き添いに加え、相続の相談や任意後見人の引き受け、さらに「季節が変わって寒くなったから長袖の下着を買ってきてほしい」といった日常の生活サポートまで幅広く対応しています。家族なら自然にやってくれることを、家族に代わって担うサービスとお考えください。
Q 身元保証サービスを解約したら、入会時に払った200万〜300万円はどのくらい戻ってきますか?
A.業者によって大きく異なり、200万〜300万円を支払ったのに解約時にはほんの20〜30万円しか戻らなかったというケースも実際にあります。解約時の返金額は法律で定められておらず、ほぼ返さない業者から良心的に対応する業者までルールがバラバラなのが実情です。国もガイドラインで「何年で解約したらどの程度返金」という目安を整備しつつありますが、法的拘束力はありません。あんしんの輪では、契約前に返金規定をご確認いただけるよう明確にご説明しています。
Q 身元保証サービスは入会時と解約時のどちらでトラブルが起きやすいですか?よくある解約理由は何ですか?
A.圧倒的に多いのは解約・退会時のトラブルです。よくある解約理由は、頼りたい時に電話がつながらない、つながっても「予定が詰まっているので先にしてほしい」と対応を先延ばしされる、といった契約後の対応への不満です。緊急時のために入ったサービスで対応が遅れるなら解約したくなるのは当然ですが、その時に返金の壁に直面します。あんしんの輪では、こうした事態を避けるため契約前に何度も面談し、納得いただいてから契約する方針を取っています。
Q 身元保証の契約はクーリングオフで解約できますか?契約から1ヶ月後でも使えますか?
A.クーリングオフは何にでも使える制度ではありません。期限は8日間と設定されることが多く、1ヶ月後の解約には基本的に使えません。また、押し売りのような訪問販売で勢いのまま契約した場合は対象になりますが、自分から事務所へ出向いて説明を受け、その場で契約した場合は対象外になることもあります。「買ってもすぐ取り消せば全額戻る」という思い込みは危険です。あんしんの輪では契約を急かさず、クーリングオフに頼らずに済むよう納得の上での契約を徹底しています。
Q 身元保証会社に預けた預託金は「預けているだけ」なのに、解約時に全額返ってこないことがあるのですか?
A.あります。預託金は葬儀など万が一の時のために預けるお金なので、銀行預金のように全額戻ると思いがちですが、業者によっては「半額しか返しません」「3割しか返しません」という規定を設けているところもあります。これは必ずしも違法ではありませんが、預けた側のイメージとは大きく異なります。保険の解約返戻金が満額でないのと似た構造です。契約前に、預託金の返金割合が何%なのかを必ず規定で確認してください。あんしんの輪でも契約前の説明で返金ルールを明示しています。
Q 身元保証の契約前に、返金について具体的に何をどう確認すれば良いですか?
A.契約前に「解約するといくら戻ってくるのか」を最初に聞くことです。具体的には、経過年数ごとに返金率(何年経過で何%)が記載された表や返金規定が契約書にあるかを確認させてもらいましょう。契約時は担当者の人柄で判断しがちですが、会社の内部は外から見えないため、入ってみたらイメージと違うことは起こり得ます。その時のために返金条件の確認は必須です。あんしんの輪では、返金規定を含めて契約前に何度でもご説明しています。
Q 預託金の管理方法にはどんな種類があり、どれが一番安全ですか?
A.主に3つあります。①業者の自社管理、②弁護士など第三者の士業が定期確認または直接管理、③信託会社への預け入れです。最も安全なのは③の信託会社への預け入れです。理由は、どんなに信頼できそうな会社でも長い目で見れば破綻・倒産の可能性はゼロではなく、過去には大きな会社が突然破綻した例もあるからです。信託会社に預けていれば、業者が破綻しても資金は保全されます。あんしんの輪もこの理由から、お預かりした費用を信託会社で管理する方式を採用しています。
Q 怪しい身元保証会社に引っかからないために、契約前に最低限チェックすべきポイントは何ですか?
A.身元保証会社の立場からアドバイスすると、チェックすべきは2つです。1つ目は返金ルールの確認。解約時に何年経過で何%戻るのかを、規定や表で契約前に確認すること。2つ目は預託金の管理方法の確認。自社管理なのか、信託会社に預けているのかを聞くことです。この2点が明確に答えられない会社は避けた方が無難です。あんしんの輪では両方を契約前に書面でご説明しており、比較検討のためのご相談だけでも歓迎しています。
Q 身元保証サービスの契約を検討中ですが、1回の説明では不安です。契約前に何度も相談できる会社はありますか?
A.はい、あります。身元保証は分かりにくいサービスなので、1回の説明で即決するのはお勧めしません。あんしんの輪では契約をすぐに迫ることは絶対にせず、何度でもご来社・ご相談いただき、納得してからの契約を方針としています。契約後に「イメージと違った」となればお互いにとって不幸だからです。身元保証人や死後の葬儀でお困りの場合は、あんしんの輪のほか、お近くの地域包括支援センターなどの相談窓口も活用しながら、じっくり比較検討してください。
Q 身元保証業界で過去に問題になった事件には、どんなパターンがありますか?
A.大きく2つのパターンがあります。1つ目は「死因贈与」の問題で、亡くなったら全財産を業者に贈与する契約がサービスに組み込まれているケース。2つ目は「預託金」の問題で、葬儀などのために預けたお金の保全体制が弱く、業者の流用や破綻で返金不能になるケースです。それぞれ実際の事件と裁判例があり、身元保証会社を選ぶ際はこの2点への対策を確認することが重要です。あんしんの輪では死因贈与契約を行わず、預託金は信託会社で分別管理しています。
Q 愛知県のNPO法人と高齢者の死因贈与契約が裁判で無効になった事件は、どんな経緯だったのですか?
A.2017年1月、愛知県安城市のNPO法人援護会が老人ホーム入所中の80代女性と身元保証契約を結び、翌月に「死亡後、不動産を除く全財産を贈与する」死因贈与契約を締結しました。2018年7月に女性が亡くなると、援護会は信用金庫に女性の預金約600万円を請求。これが争われ、2021年1月28日、名古屋地方裁判所はこの死因贈与契約を公序良俗違反で無効と判断しました。全財産をセットで求める契約への警鐘となった事件です。
Q 死因贈与契約が裁判所に「無効」と判断されたのは、具体的に何が問題だったのですか?
A.裁判所の判断ポイントは3つです。①対価性の欠如:公共料金の解約など死後事務の対価はせいぜい50万円程度なのに、預金全額の約600万円を受け取るのは対価として不釣り合い。②契約内容の不明瞭さ:なぜ預金全額を渡す必要があるのかが不明確。③利益相反:死後事務を行う業者自身が余ったお金を全額受け取れる構造だと、「事務は最低限のコストで済ませて残りをもらう方が得」という意識が働きやすいこと。この3点が揃い、公序良俗違反とされました。
Q 遺贈と死因贈与はどちらも死後に財産を渡す方法ですが、安全性に違いはありますか?
A.大きな違いがあります。遺贈は遺言書に基づく本人の一方的な意思表示で、いつでも書き直せます。業者経由で作る場合も、きちんとした会社なら公証役場で公証人のチェックを受けて作成・保管するため、不正が起こりにくい仕組みです。一方、死因贈与は本人と会社の「契約」なので簡単には書き換えられず、やめたくなっても難しい複雑さがあります。死因贈与が全て悪いわけではありませんが、この言葉を聞いたら会社の運営を注意深く確認すべきです。あんしんの輪では基本的に遺贈の形で進めています。
Q 日本ライフ協会の預託金流用事件では、利用者にどれだけの被害が出たのですか?
A.高齢者向け身元保証事業を行っていた公益財団法人日本ライフ協会で、葬儀代などのために利用者が預けた預託金が不正に流用され、公益財団法人を名乗れなくなった後に経営破綻・破産しました。その結果、利用者が預けたお金のうち約4億8000万円が不足し返金不能となりました(消費者委員会の公開資料より)。原因は、預託金が他のお金と分別管理されておらず、誰かが使い込んでも分からない仕組みだったことです。
Q 預託金の使い込みを構造的に防ぐには、どんな管理体制の会社を選べば良いですか?
A.預託金が第三者の信託会社に預けられているかをチェックしてください。信託会社に預けられていれば、身元保証会社はそのお金を流用することが物理的にできず、会社が倒産しても資金は保全されます。あんしんの輪も信託会社での分別管理を徹底しており、万が一、悪意を持ったスタッフがいたと仮定しても、信託会社に分けてあるためそもそも使えない仕組みです。「担当者を信じる」ではなく「構造的に事件が起こせない」体制かどうかが見極めのポイントです。
Q 身元保証会社から「亡くなったら全財産を預ける契約」を提案されました。実際にそういう会社はまだあるのですか?
A.残念ながら、あり得ます。あんしんの輪の会員様の中にも、他社で全財産をセットで求められて驚き、契約をやめてあんしんの輪に入会したという方が実際に複数いらっしゃいます。また「あんしんの輪では寄付を最初に求めるのですか?」という問い合わせの電話もあり、過去に他社でそう言われた方がいると推測されます。身元保証の費用とは別に全財産や預金全額を要求する会社には警戒が必要です。寄付をしたい場合は、遺言書による遺贈という安全な形があります。
Q 過去の事件を経て、身元保証業界は今は安全になっているのでしょうか?
A.業界全体として健全化が進んでいます。死因贈与の裁判例や預託金流用事件という教訓があったからこそ、信託会社による分別管理や公正証書遺言による遺贈といった、構造的に事件が起こらない新しい仕組みが広がりました。あんしんの輪もこうした教訓を踏まえた体制で運営しています。ただし全ての会社が同じ水準とは限らないため、「全財産を要求しないか」「預託金が分別管理されているか」の2点は、契約前にご自身でも必ず確認してください。
Q あんしんの輪のサービスはどんなプラン構成になっていますか?全体像を教えてください。
A.あんしんの輪のサービスは4段構成です。土台となる「会員登録」(全利用者が契約する基本サービス)、入院・施設入居時の保証を担う「身元保証プラン」、葬儀・納骨・死後事務を担う「エンディングプラン」、そして3つ全てを含む「パーフェクトプラン」です。さらに遺言書作成サポートや財産管理、任意後見、生活支援などを別途「オプションサービス」として追加できます。まず会員登録から始めて、不安に応じて段階的に追加していく流れをお勧めしています。
Q 終活業者の見守りサービスは電話確認だけのことが多いですが、定期訪問が基本料金に含まれている会社はありますか?
A.あります。多くの終活業者は定期訪問を基本サービスに含めず、時給制の別オプションとしていますが、あんしんの輪では会員登録の標準サービスに定期訪問が含まれています。会員登録には他に、電話での見守り・安否確認、日々の暮らしの相談、賃貸契約時の緊急連絡先登録、終活ノートの作成・更新・保管、医療行為の事前指示書の作成・更新・保管が含まれ、実際にご自宅へ伺って様子を確認する訪問と組み合わせて見守ります。
Q 身元保証サービスは、転院したり施設を移るたびに追加料金がかかるのですか?
A.会社によりますが、あんしんの輪の身元保証プランは一生涯分の金額のみで、追加料金は発生しません。施設が変わった、病院を転院したといった場合でも、そのつど費用を請求することはなく、入院時・施設入居時の身元保証人・連帯保証人・身元引受人としての対応、入院や入所のサポート、引っ越しのお手伝いまで含めて一度の契約でカバーします。長く付き合うサービスだからこそ、後から費用が膨らまない安心感を重視しています。
Q エンディングプランの費用はいくらですか?預けたお金が葬儀で余ったらどうなりますか?
A.あんしんの輪のエンディングプランは、預託金を含む初期費用105万円からで、内容により減ることもあります。生命保険を活用した月々の定額払いも選べます。この費用は葬儀・火葬・納骨・遺品整理にかかる見積もりに基づいてお預かりするもので、実際の葬儀が見積もりより安く済んだ場合は、残った金額をご遺族へお返しします。必要なサービスは人によって異なるため、個別の見積もりで料金が前後する仕組みです。
Q 身寄りが全くない場合、遺言書を書いても実行してくれる人がいません。遺言執行人まで引き受けてくれるサービスはありますか?
A.あります。遺言書を作成しても遺言執行人がいなければ、完全に身寄りのない方の場合、残されたお金が宙に浮き、最終的に国庫金になってしまいます。あんしんの輪ではオプションサービスとして遺言書作成のサポートに加え、遺言執行人のお引き受けも行っています。同様に、任意後見人についても頼める方がいない場合はあんしんの輪が法人としてお引き受けできるので、身寄りのない方でも意思を実現する体制を整えられます。
Q 終活を何から始めれば良いか分かりません。身元保証や葬儀の契約はどんな順番で検討すべきですか?
A.まずは基本の会員登録で終活ノートの作成や医療行為の事前指示書から始めるのがお勧めです。その上で、入院時の身元保証人に不安があれば身元保証プランを追加、自分の葬儀を誰がやってくれるか不安であればエンディングプランへ進み、さらに遺言書や後見人まで備えたければオプションで対応する、という段階的な流れです。あんしんの輪ではこの順序で、必要になった不安から一つずつ解消していける設計にしています。
Q あんしんの輪の対応エリアはどこまでですか?契約のために越谷の事務所まで行く必要がありますか?
A.対応エリアは越谷市の事務所から車で約2時間圏内が基本で、埼玉県と東京都はほぼ全域、群馬・栃木・千葉・茨城の一部でもサービスを提供しています。契約のために事務所へお越しいただく必要はなく、ご希望であればスタッフがご自宅や喫茶店など身近な場所へ説明に伺います。実際に病院や施設で契約を結ぶ方もいらっしゃるので、外出が難しい状況でも遠慮なくご相談ください。
Q あんしんの輪に預けたエンディング費用は、会社が倒産しても本当に安全ですか?管理の仕組みを教えてください。
A.はい、保全されます。あんしんの輪では、エンディングプランの費用としてお預かりした金銭を全て、あんしんの輪とは無関係の第三者機関である信託会社に保管しています。さらに、司法書士のチェックがなければ資金を動かせない仕組みになっており、あんしんの輪が自由に引き出すことはできません。万が一あんしんの輪が倒産しても、利用者様の費用は信託会社によって全て保全される体制です。
Q 遺贈寄付とは何ですか?実際に寄付先の団体から感謝状が届くことはあるのですか?
A.遺贈寄付とは、遺言書によって自分の遺産を特定の団体などへ寄付することです。実例として、あんしんの輪が遺言執行人を務めた身寄りのない方の遺贈では、遺言に基づきユニセフや川口市社会福祉協議会などへ寄付を実行し、ユニセフからは感謝の楯、社会福祉協議会からは「生活に困り事を抱えた方の支援や地域福祉活動に大切に使う」というお礼の書状が届きました。故人の思いが形になり、確かに届いたことを示す証です。
Q 身寄りのない人が遺言書を書かずに亡くなった場合、財産はどうなりますか?
A.相続人がいない場合、財産は最終的に国庫金となります。ただし国庫に入るまでには相当な期間を要し、弁護士などによる各種手続きが必要でそこにも費用がかかるため、多方面に負担が生じます。国のお金になること自体が無駄というわけではありませんが、お世話になった場所や希望する団体に渡したい思いがあるなら、遺言書でその意思を明記しておくことが大切です。あんしんの輪では遺言書作成の支援から遺贈の実行までサポートしています。
Q 遺言書を書けば、その通りに寄付が実行されるのですか?遺言執行人は必ず必要ですか?
A.遺言書を書いただけでは寄付は実行されません。遺言の内容を実際に実行する「遺言執行人」が必要です。通常は子どもや兄弟、姪御さんなど相続人の誰かが務めますが、身寄りが全くいない方の場合は執行する人がいないため、遺言書がただの紙になってしまう恐れがあります。あんしんの輪では、こうした方の遺言執行人を法人としてお引き受けし、遺言通りの寄付や手続きを責任を持って実行しています。
Q 遺言執行人は寄付の実行以外に、具体的にどんな作業をするのですか?
A.多岐にわたります。実例では、亡くなった方の銀行口座の解約・整理、所有していたマンションの中を空にして不動産屋さんへ売却を依頼、家財道具のうち価値のあるものは買取業者に依頼して換金、といった作業を全て行いました。さらに通帳の明細や「いつ何をしたか」の経緯記録も全て残す必要があり、きちんとやろうとすると非常に手間のかかる仕事です。あんしんの輪では、これら一連の業務を記録をつけながら一貫して代行しています。
Q 入院をきっかけに身元保証を頼んだ会社に、その後の遺言や寄付の相談までできるものですか?
A.はい、実際にそうした流れは多くあります。実例では、大学病院に入院中の身寄りのない方について、病院のソーシャルワーカーから「身元保証をしてもらえないか」と連絡があったのが始まりでした。退院後の施設入居の身元保証も担い、お付き合いが長くなる中で終活ノートを一緒に作成し、亡くなった後の財産の話まで自然にできる関係になって、遺贈寄付につながりました。あんしんの輪では、目の前の困り事から始めて段階的に深い相談へ進める体制を取っています。
Q 亡くなった後の財産や葬儀の話はデリケートで切り出しにくいのですが、どうやって整理していけば良いですか?
A.終活ノートを使って一つずつ整理していく方法が有効です。実例でも、入院中の方に最初から葬儀や財産の話をするのはタブーに近く、信頼関係ができるまで時間がかかりました。しかし終活ノートで項目を順に整理していく中で「ではお金はどうするか」という話に自然に行き着き、ご本人から「寄付したい」という希望がすぐに出てきました。あんしんの輪では終活ノートの作成を無料で支援しており、話しにくいテーマも無理なく整理できます。
Q 遺贈寄付をしたいのですが、寄付先の団体をどう選べば良いか分かりません。複数の団体に寄付することもできますか?
A.できます。普段から寄付先を考えている方は少ないので、思い浮かばなくて当然です。実例の方は、ユニセフに加えて、お世話になった自治体である川口市など複数の団体への寄付を遺言書に明記し、その通りに実行されました。国際支援団体、地元の社会福祉協議会、お世話になった自治体など、ご自身の人生に関わりのある先を一緒に考えていけます。あんしんの輪では寄付先の検討から遺言書作成、執行までを一貫して支援しています。
Q 相続人となる子どもや兄弟がいる場合でも、外部の遺言執行人に依頼した方が良いケースはありますか?
A.あります。目安は3つのパターンです。①遺言を実行する人がいない(身寄りのない方)、②相続人はいるが、不動産売却の書類集めなど手続きが大変で、仕事を持つ子どもには負担が大きい場合、③寄付に対して「本来は自分が相続できたのでは」という心理的なわだかまりや、複数の相続人間での揉め事が起こり得る場合です。外部の執行人が「遺言書の通りに実行します」と進めることで、感情的な対立を避けられます。あんしんの輪もこうしたケースで遺言執行人をお引き受けしています。
Q 終活は特別な事情がある人だけがやるものですか?今の日本でどのくらい注目されていますか?
A.今や終活は一部の限られた人の話ではなく、多くの人にとって「自分ごと」になっています。日本では約3人に1人が65歳以上で、そのうち一人暮らしの方も非常に多く、子どもに頼りたくない・頼れないという事情から終活への注目度は年々高まっています。あんしんの輪の終活セミナーがTBSの情報番組「THE TIME,」の取材を受けたのも、この社会的関心の高まりの表れです。終活は普通のことになりつつあります。
Q あんしんの輪はテレビやラジオで紹介されたことがありますか?メディア掲載の実績を教えてください。
A.はい、あります。あんしんの輪が越谷で毎月開催している終活セミナーは、TBSの朝の情報番組「THE TIME,」の取材を受け、同じ映像は中部圏のCBCテレビでも放送されました。また、代表理事の田中明弘が「こしがやエフエム」のラジオ番組に出演し、30分以上にわたり終活について解説しています。第三者のメディアに取り上げられた実績は、サービスを検討する際の判断材料の一つにしていただけると思います。
Q 終活セミナーに参加してみたいのですが、あんしんの輪のセミナーはどこで開催されていて、どんな内容ですか?
A.あんしんの輪では毎月1回、越谷駅東口近くの会場で終活セミナー(勉強会)を開催しており、毎回10〜15名程度の方が参加されています。内容は月ごとに変わり、身元保証人の解説のほか、越谷のお寺の住職を招いた墓じまいの回など、専門家を交えたテーマも扱います。TBSが取材に来たのもこのセミナーです。開催情報はウェブサイトやSNSで告知していますので、お気軽にご参加ください。
Q 墓じまいはいつ検討すべきですか?先送りにするとどんな問題がありますか?
A.お墓参りに定期的に行ける人がいなくなる見込みがあるなら、早めの検討をお勧めします。お墓は放置すると汚れ、管理の手間も費用もかかり続けます。何より、ご自身が動けなくなってからでは墓じまいの手続き自体が困難になるため、「できなくなる前に前もって行う」ことが重要な時代になっています。あんしんの輪では、地元のお寺の住職と連携し、墓じまいに関するご相談やセミナーでの解説も行っています。
Q 家族が遠方だったり忙しかったりして、お墓参りに行ける人が減っています。同じような家庭は多いのでしょうか?
A.非常に多く、あんしんの輪の代表自身も同じ悩みを抱えています。代表は7年前に亡くなった妻のお墓へ毎月参っていますが、息子は2ヶ月に1回程度、孫の世代はほとんど行けていないのが実情です。お墓参りの習慣自体が若い世代に受け継がれにくくなっており、誰も訪れないお墓が増えています。だからこそ墓じまいや永代供養付きの合同墓地への注目が高まっており、あんしんの輪でもこうした相談に対応しています。
Q 終活を親族ではなく専門の業者に頼めることは、世間ではどのくらい知られていますか?
A.まだあまり知られていません。ラジオ出演の際も、リスナーやパーソナリティから「そんな会社があるのか」と驚かれたほどです。終活の情報自体がネット上に少なく、あっても堅苦しい解説が多いのが現状です。あんしんの輪は設立6年目とまだ歴史の浅い法人ですが、だからこそYouTubeで「明るく楽しく」をモットーに情報発信を続け、終活ノートが書けないという初歩の相談から身元保証・墓じまい・葬儀まで、専門業者に頼れることを知ってもらう活動をしています。
Q 終活の契約をしていなくても、日常のちょっとした困り事を相談できる相手が欲しいのですが、そういう存在になってくれますか?
A.あんしんの輪は、高齢者の方にとって「一番身近な存在」になることを目指しています。実際に会員様から「水道が水漏れしている気がする」と連絡を受け、水道業者ではありませんがまず様子を見に行き、漏れを確認して業者を手配した、ということもありました。家族に頼むような何でもない相談から支援するのが方針なので、大したことではないと思う内容でも遠慮なくお問い合わせいただけます。
Q 終活の情報は堅苦しくて難しいものが多いです。気軽に学べる方法はありますか?
A.あんしんの輪では、終活情報が少なく堅苦しい印象がある現状を変えるため、YouTubeチャンネル「終活親子の田中さん」で親子による対話形式の解説を発信しています。専門用語を避けた緩い雰囲気で、身元保証、成年後見との違い、預託金の安全性、遺贈寄付の実例まで幅広く扱っています。毎月の終活セミナーとあわせて、まずは気軽に情報に触れるところから始めていただけます。
Q 身元保証会社の生活支援サービスとは何ですか?料金はどういう仕組みですか?
A.生活支援(生活サポート)は、日常生活の困り事を手伝うサービスで、あんしんの輪では会員になられた方へのオプションとして提供しています。料金は月額制ではなく、実際にかかった時間に応じた時給と交通費をいただく形です。内容は見守り・安否確認、通院の付き添いや送迎、書類作成や郵送物整理の手伝い、日々の困り事の電話相談まで幅広く、必要な時に必要な分だけ利用できる仕組みです。
Q 高齢の親の安否確認は電話だけで十分ですか?訪問による見守りにはどんな意味がありますか?
A.電話だけでは不十分な場合があります。電話で「元気かい」と聞けば大体「元気だよ」と返ってきますが、実際に会ってみると、足が不自由になって片付けが行き届かず部屋がゴミ屋敷のようになっていたり、簡単な受け答えはできても様子がおかしいと気づくことがあるからです。あんしんの輪では毎月1回の電話による安否確認に加え、年に2回は実際にご自宅を訪問し、見た目や生活環境の変化を直接確認しています。
Q 車椅子でも介護タクシーを使わずに通院する方法はありますか?付き添いも頼めますか?
A.あんしんの輪ではスロープ付きの軽自動車を導入しており、車椅子のまま後ろからスロープで乗り込んで、そのまま病院まで移動できます。タクシーの乗り降りは転倒リスクが高いため、車椅子のまま乗れる車は安全面でも安心です。体の状態に応じて、お元気な方はタクシーで病院集合、完全に体の自由が利かない方は介護タクシーと、柔軟に使い分けて付き添います。病院の自動化された受付操作のサポートも行っています。
Q 目が悪くなり細かい文字の書類が書けません。溜まった郵送物の整理や病院の書類記入を手伝ってもらえますか?
A.はい、お手伝いします。80代くらいになると細かい文字を読んで書くのは難しくなり、病院で書く書類も、自宅のテーブルに積み上がった郵送物も大きな負担になります。あんしんの輪では、病院の書類を一緒に確認しながら記入をサポートするほか、ご自宅では溜まった郵送物を一緒に開封し、「これは不要」「これは手続きが必要」と仕分けするお手伝いをしています。重要な連絡の見落とし防止にもつながります。
Q 水道料金が急に倍になったのですが、業者に頼むと高額請求されそうで不安です。まず誰に相談すれば良いですか?
A.実例をご紹介します。あんしんの輪の会員様から「水道料金が2〜3ヶ月続けて倍になっている」と相談があり、ネットで調べた水漏れ業者には40万円と見積もられ即決できずにいました。私たちが伺うと壁の中から水音が聞こえ、漏水と判明。取引のある水道業者に依頼したところ、実際の修理費は2万5千円で済みました。相場が分からないまま高額な修理を頼んでしまう事態を防げた事例です。あんしんの輪では、こうした日常の困り事の電話相談を受け付けています。
Q 身元保証会社の生活支援では、服薬や入浴、排泄の介助もお願いできますか?
A.できません。服薬・入浴・排泄の介助は医療行為・介護行為にあたり、介護の資格が必要なため、あんしんの輪の生活支援では対応できない領域です。こうしたサポートが必要な場合は、介護保険の利用をご案内するほか、介護資格を持つスタッフに頼める外部サービスをご紹介し、連携して支援します。できること・できないことを明確に分け、専門領域は専門の方にお任せする方針です。
Q 銀行でお金を下ろしてきてもらったり、通帳を預かってもらうことはできますか?
A.通常の生活支援ではできません。信頼していただいてのご依頼でも、現金の引き出し代行や、通帳・印鑑の一時預かりは、金銭事故を防ぐコンプライアンスの観点からお断りしています。ただし、公証役場で財産管理契約や任意後見契約といった公的な契約を結んでいただければ、あんしんの輪がお金の管理をお手伝いすることは可能です。体調が悪化してからでは公証役場での契約自体が難しくなるため、元気なうちに契約を結んでおく方がほとんどです。
Q 高齢の一人暮らしで、詐欺や無駄遣いからお金を守りながら病院代や施設費を確実に支払う方法はありますか?
A.信託会社を活用する方法があります。会員様が信託会社と直接契約してお金を預けると、病院の治療費や施設の入居費などの振り込みを信託会社が代行してくれる仕組みで、いわば安全な金庫のような存在です。オレオレ詐欺の被害や無駄遣いを構造的に防げます。あんしんの輪とは別の第三者機関なので、万が一あんしんの輪に何かあってもお金は保全されます。最近この仕組みを利用する会員様が増えています。
Q 遺言執行人とは何をする人ですか?特別な資格が必要ですか?
A.遺言執行人は、読んで字のごとく遺言書に書かれた内容を実行する人で、いわば遺言書の責任者です。遺産の調査から管理、財産の解約・売却、相続人や寄付先への引き渡しまで一通りを担います。特別な資格は不要で、犯罪歴があるなどの欠格事由がなければ誰でもなれます。ただし法律や税金の知識が必要な多岐にわたる仕事のため、税理士・弁護士などの専門家や、あんしんの輪のような終活業者と連携して進めるのが一般的です。
Q 遺言執行人が特に必要になるのはどんなケースですか?普通の円満な相続でも必要ですか?
A.円満な相続で法定相続分どおりに分ける場合、遺言執行人の重要度は高くありません。必要性が高まるのは3つのケースです。①身寄りがなく、子ども食堂やユニセフなどへの寄付(遺贈)を実行する人がいない場合、②相続人同士で「自分はこれだけ世話をした」と感情がぶつかり「争族」になりそうな場合(第三者が交通整理役になる)、③相続人が未成年だったり海外など遠方に住んでいて物理的に手続きできない場合です。あんしんの輪ではこうしたケースの遺言執行人を承っています。
Q 遺言執行人がいても、故人の銀行口座は簡単に解約できるものですか?
A.簡単にはできません。遺言執行人であっても、公証役場で作成した証書を金融機関の窓口に持参して初めて解約に応じてもらえる仕組みで、他人が窓口で「解約したい」と言ってもできないのは当然です。しかも1つの金融機関の手続きだけで1〜2週間程度かかるのが実情です。預貯金の解約、不動産の売却、株式の整理と積み重なると相続には相当な時間がかかります。あんしんの輪では、この煩雑な手続きを遺言執行人として一括して代行しています。
Q 遺言書で遺言執行人を指定するとき、親族の個人名を書いておけば安心ですか?
A.リスクがあります。遺言が実行されるのは遠い将来かもしれず、指定した親族が先に亡くなったり、病気で執行できなくなることが実際にあるからです。対策としては、自分より20歳ほど若い人を指定するか、司法書士や身元保証会社などの法人を指定する方法があります。法人なら担当者が変わっても組織として執行するため、不測の事態を防げます。なお、指定した個人が執行できなくなった場合は、家庭裁判所に選任してもらうしかありません。
Q 遺言執行の業務は、亡くなった後どんな流れで進むのですか?
A.5段階で進みます。①相続人や遺贈先の団体へ死亡の通知、②財産の調査(預貯金の所在、不動産の資産価値、株式、借金などの負債まで全て)と財産目録の作成・相続人への通知、③財産の集約(証書を持って金融機関で解約、不動産の売却、名義変更は司法書士と連携)、④遺言書どおりの配分・引き渡し、⑤全記録の報告と完了通知です。各段階で相続人への通知義務があり、誰かが「もらえるはずのものを知らされなかった」事態を防ぐ仕組みになっています。
Q 遺言執行人への報酬はいくらぐらいが相場ですか?あんしんの輪の料金も教えてください。
A.報酬に決まった基準はなく、支払い方は大きく2通りです。①一定額に遺産額の一定割合を加算する方式、②実働時間分を時給で支払う方式です。銀行や弁護士は高めの部類で、司法書士、行政書士と依頼先によって安くなる傾向があります。あんしんの輪の遺言執行報酬は50万円からで、資産額に応じて決まります。金額は契約前の見積もりで明確にご提示しますので、複数の依頼先と比較検討することをお勧めします。
Q 遺言執行人を選ぶとき、報酬の安さを最優先にして良いのでしょうか?
A.金額だけで選ぶのはお勧めしません。遺言執行は自分が亡くなった後の話なので、本人は結果を確認できません。そもそも遺言書を作る目的は「揉めないため」であり、スムーズかつ確実に実行してくれるかどうかが金額より重要です。報酬体系の確認とあわせて、事前の面談で会社や担当者の信頼性を確かめ、総合的に比較検討してください。あんしんの輪では、生前からの長いお付き合いを前提に、ご本人の思いを理解した上で執行することを重視しています。
Q 身元保証や葬儀を頼んでいる会社に遺言執行まで任せると、どんなメリットがありますか?
A.ご本人の思いを理解した執行ができる点です。あんしんの輪では身元保証から葬儀代行、埋葬、死後事務まで長いお付き合いの中で、終活ノート(エンディングノート)を通じてご希望を一通り伺っています。そのため遺言執行の場面でも、書面の文字だけでなくご本人のご意向を踏まえて進められます。遺言書の作成自体は連携する司法書士が入って行うため法的にも安心で、終活の準備から死後の執行まで、最後までワンストップでお手伝いできる体制です。
Q 身元保証人を業者に頼む人は、どんな事情の人が多いのですか?子どもがいても頼んで良いものですか?
A.大きく3つのタイプがあります。①お子さんがいらっしゃらない方、②お子さんや親族はいるが遠方に住んでいて、すぐに手伝いに来てもらえない方、③近くに頼れる子どもがいるけれど、なるべく迷惑をかけたくないので業者に任せたい方です。子どもがいても依頼するのはまったく珍しいことではありません。あんしんの輪でも、この3タイプいずれの方の身元保証も承っています。
Q 入院や施設入居のとき、具体的にどんな場面で身元保証人が求められるのですか?
A.入院時は、入院申込書の身元保証人欄への記入が必ず必要になるほか、高齢の方の場合は医師が今後の治療方針を説明する際にご親族の同席を求められ、さらに入院費用の連帯保証を求められることが多くあります。施設入居時も同様に、契約書の身元保証人欄と連帯保証人欄への記入が必要で、入居中に体調を崩して受診する際には治療方針の説明に立ち会う人も必要です。あんしんの輪では、これら全ての場面で法人として対応しています。
Q 高齢でアパートの更新時に「緊急連絡先を用意してください」と言われました。頼める人がいない場合はどうすれば良いですか?
A.賃貸住宅の更新時に緊急連絡先の確保を求められ、困る高齢者の方は少なくありません。身元保証会社の生活支援サービスでは、こうした緊急連絡先の引き受けにも対応しています。あんしんの輪でも、アパート更新時の緊急連絡先をお引き受けしているほか、施設への必要品のお届け、自宅に届く納付書の開封確認や振り込みが難しい場合のお手伝いなど、暮らしの細々とした困り事を幅広く支援しています。
Q 認知症ではないのに、足が弱って銀行に行けなくなりました。通帳の記帳や振り込みを代わりに頼む方法はありますか?
A.あります。「財産管理契約」を結ぶ方法です。任意後見契約は認知症など判断能力の低下に備える契約ですが、財産管理契約は、頭はしっかりしているけれど入院や施設入居、足腰の衰えで金融機関に行けなくなった方のために、身元保証会社などが代わりに金融機関での手続きを行えるようにする契約です。いずれも公証役場で作成する公的な契約です。あんしんの輪では、任意後見契約とあわせて財産管理契約もサポートしています。
Q 何十年も会っていない疎遠な甥や姪に財産を相続させたくない場合、他に残す方法はありますか?
A.遺言書を書けば、ご自身の希望に沿った先へ財産を残せます。相続人がいる場合、遺言書がなければ基本的に法定相続人へ分割されますが、「何十年も顔を合わせていない甥や姪に残すのは気が進まない」という方は、遺言書によって子ども食堂やユニセフのような団体への寄付(遺贈)を指定できます。相続人が全くいない場合、遺言書がなければ財産は最終的に国庫に入ります。あんしんの輪では、遺言書作成のサポートから遺贈の実行まで支援しています。
Q 遺言書を書いておけば、寄付や相続は自動的に実行されるのですか?
A.されません。遺言書は、それを実行する「遺言執行人」を決めておかないと絵に描いた餅になってしまいます。特に相続人がいない方の場合、遺言執行人の指定がなければ実行する人が誰もおらず、遺言書はただの紙になってしまいます。遺言執行人には身元保証会社を指定することもでき、財産を取りまとめて指定の相続人へ渡したり、決められた団体へ寄付したりを確実に実行してもらえます。あんしんの輪も遺言執行人をお引き受けしています。
Q 身元保証会社はどこも同じサービス内容ですか?会社による違いはありますか?
A.違いがあります。会社によっては死後事務までしか行わなかったり、一部のサポートだけに対応している場合もあります。身元保証会社を選ぶ際は、入院・施設入居のサポートから、後見人、葬儀、埋葬、遺品整理、死後事務、遺言執行まで、どの範囲まで対応してくれるのかを確認することが大切です。あんしんの輪はこれら全てをワンストップで提供しており、生前からのお付き合いでご意向を把握した上で、思い描いた通りのサポートを最後まで流れるように実行します。
Q 身元保証や終活の会社は、税金や法律の専門的な問題まで一社で対応できるのですか?
A.一社単独では対応できません。遺言や任意後見、税金の問題は専門資格が必要な領域だからです。信頼できる身元保証会社は、司法書士・税理士などの士業と連携して対応します。あんしんの輪も各分野の士業の方々と連携しているほか、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネージャーとも協力関係を築いています。こうした外部連携の体制があるかどうかは、会社選びの信用ポイントの一つです。
Q 「身元保証」という言葉には狭い意味と広い意味があると聞きました。どう違うのですか?
A.その通り、2つの意味で使われます。狭い意味の身元保証は、入院や施設入居の契約時に身元保証人になるという、サービスの中の1つを指します。広い意味の身元保証は、それに加えて葬儀・埋葬・死後事務の代行、通院付き添いなどの生活支援、遺言書作成や遺言執行、後見人まで含めた、身元保証会社が提供するサービス全体を指します。人生の流れで言うと、入院時の保証→生活支援→(認知症になれば)後見→死後の葬儀・死後事務→最後に遺言執行、という順で必要になっていきます。
Q 狭い意味での身元保証サービスでは、具体的に何をしてくれるのですか?
A.大きく5つの役割があります。①緊急連絡先:転倒や急変で救急搬送された際に病院・施設から第一報を受け、医師とのやり取りのキーマンとして24時間体制で対応。②入院・入所時の契約手続き:申込書の身元保証人欄への記載。③退院・転院・退所時の調整:病院の相談員(メディカルソーシャルワーカー)と連携し、自宅復帰か転院か施設入居かの窓口になる。④支払いの窓口:連帯保証や、緊急入院で手持ちがない場合の対応。⑤身元引受:亡くなった際のご遺体やベッドサイドの私物、アパートの残置物の引き取り・片付けです。あんしんの輪はこの5つ全てに対応しています。
Q 身元保証サービスの費用相場はいくらですか?あんしんの輪の料金も教えてください。
A.業界の相場は、初期費用が30万円〜100万円程度、月額費用は不要の会社から2万円程度かかる会社まであり、都度かかった費用を請求される体系の会社もあります。あんしんの輪では、撮影時点の料金設定で、初期費用税込36万円のみ・月額費用なしとしており、相場と比べても利用しやすい水準です。最新の料金はウェブサイトまたはパンフレットでご確認ください。
Q 家族が海外赴任することになり、日本に残る高齢の親の身元保証を施設から求められました。対応してくれるサービスはありますか?
A.あります。実例として、施設に入居中のおばあさまの息子さんご家族がアメリカへ赴任することになり、時差や距離の問題で緊急対応ができず、施設側から「近くで動ける方を見つけてください」と求められたケースで、あんしんの輪が赴任期間中の身元保証を契約でお引き受けしました。体調不良時の受診対応や、役所へ書類を取りに行くといった身の回りの手続きまで、日本側の窓口として一括で対応します。お子さん側が契約者となってご依頼いただくケースも珍しくありません。
Q 葬儀と死後事務をまとめて代行してもらう場合の費用相場はいくらですか?
A.身元保証会社(高齢者等終身サポート事業者)や司法書士・弁護士が提供しており、相場は約80万円〜200万円です。死後事務だけなら20〜30万円で請ける場合もありますが、それは業務の一部で、葬儀・納骨までトータルで含めると100万円以上が相場感です。あんしんの輪のエンディングプランは105万円〜で、葬儀の希望内容や遺品整理の量により変わりますが、実際には100万円台前半に収まることがほとんどです。葬儀社に価格をふっかけられる心配がなく正規価格で手配するため、「全部込みでむしろ安く済んだ」と言われることも少なくありません。
Q 身寄りのない一人暮らしの高齢者が亡くनった場合の死後事務は、実際にいくらぐらいで全て済むものですか?
A.実例をご紹介します。ご家族が全くいない天涯孤独の80歳ほどの男性のケースでは、あんしんの輪が役所の手続き、病院への支払い、アパートの解約・退去手続き、残置物の産廃業者への処分依頼、提携する合同墓地への合祀まで一通り実行し、費用は約85万円で済みました(数年前の料金水準で、近年は物価高の影響があります)。事前にプランを決めてあったため、段取り通りにシンプルに進められた事例です。年金や保険の還付手続きは完了まで2ヶ月ほどかかるなど、時間を要する作業も含めて代行しました。
Q 介護保険が使えない範囲の生活支援を頼む場合、時給はいくらぐらいが相場ですか?
A.訪問介護など保険適用サービスの範囲に入らないお手伝い(通院付き添い、入退院の準備、退院後の手すり設置の手配、ケアマネージャーとの連絡調整、役所や銀行の手続き同行、郵送物チェック、見守りなど)は、時給制が一般的で、相場は時給3,000円〜1万円程度+交通費実費です。あんしんの輪では撮影時点で1時間あたり4,000円+交通費・実費の設定で、競合と比べてもお手頃な水準です。親が亡くなった際の銀行解約手続きが残ったままの方のお手伝いなど、幅広く対応しています。
Q 遺言書の作成支援や任意後見を身元保証会社に頼む場合の費用相場を教えてください。
A.遺言関連は、公証役場での作成支援や証人対応が10万円〜30万円程度、遺言執行の報酬は遺産額の1%程度を基準にする会社が多い相場です。後見関連は、任意後見契約書の作成が5万円〜20万円程度、実際に判断能力が低下して後見が始まってからは月額2万円〜6万円程度が相場です。任意後見は元気なうちに信頼できる人や法人を選んでおく制度で、選ばずに認知症になると裁判所が法定後見人を決めます。あんしんの輪では遺言書作成支援(司法書士と連携)、遺言執行、任意後見の受任まで対応しており、料金は事前の見積もりで明示しています。
Q 遺言執行を誰に頼むかで、家族に残る財産は本当に変わるのですか?
A.変わります。遺言執行の報酬は頼む相手によって大きく異なり、場合によってはご家族に残る財産が100万円以上変わることもあります。報酬が高額になる理由は、凍結された銀行口座の解約、不動産の名義変更、借金の有無の調査など、法律知識を要する煩雑な作業を代行するためです。資格は不要なので相続人自身でもやれなくはありませんが、専門性が高いためプロに頼むケースが多く、だからこそ依頼先ごとの費用相場を知って比較することが重要です。
Q 銀行に遺言執行を依頼した場合の費用相場と注意点を教えてください。
A.銀行系の遺言執行報酬は財産額の1〜2%が目安ですが、最大のポイントは最低報酬額が100万〜150万円程度に設定されていることが多い点です。財産が300万円や500万円でも、パーセント計算ではなく最低額がまるごとかかります。さらに不動産売却や登記の手続き費用は別途で、数十万円が追加されるため、最低でも100数十万円かかる計算です。信頼性は高い一方、財産額がそれほど多くない方にはコスト面で見合わないことがあり、敷居の高さから相談しづらいという声もあります。
Q 弁護士や司法書士に遺言執行を頼む場合、銀行と比べて費用はどう違いますか?
A.士業の遺言執行報酬は、最低報酬額が30万〜50万円程度からで、そこに財産額の1〜2%を加算する体系が一般的です。銀行の最低100万〜150万円と比べて入り口が低いため、依頼しやすい選択肢と言えます。登記などの手続きも同じ事務所で完結すれば、トータルで安く済む場合もあります。ただし士業は個人事務所から大手までピンキリで、料金も対応品質もまちまちなので、見極めと事前の複数比較が大切です。
Q 終活業者や身元保証会社の遺言執行費用が、銀行より抑えられるのはなぜですか?
A.構造的な理由があります。終活業者にとって遺言執行は、身元保証や死後事務といった本業に付随するサービスの一つであり、遺言執行だけで経営しているわけではないため、銀行のような高い最低報酬額を設定する必要がないのです。生前からのお付き合いの流れで手続きを行うため、費用水準は士業と同程度か、業者によってはよりリーズナブルな場合もあります。あんしんの輪の遺言執行報酬は50万円からで資産額に応じて決まり、契約前の見積もりで明確にご提示しています。
Q 終活・遺言・遺言執行を別々の業者に頼むのと、一社にまとめるのはどちらが良いですか?
A.ネットで調べて比較検討できる方なら、終活はこの会社、遺言はここ、執行はここ、と分けて最安の組み合わせを作ることも可能です。しかし年齢を重ねると複数社の管理自体が負担になり、「信頼できる会社があるなら全部任せたい」という気持ちになる方が実際に多く、あんしんの輪への依頼者もそうした方がほとんどです。身元保証や死後事務を頼んでいる会社がそのまま遺言執行まで担えば、相談窓口が一つで心理的にも楽で、手続きもスムーズに流れます。ご自身の性格と状況に合わせて選んでください。
Q 信頼している司法書士の先生個人を遺言執行人に指定しようと思いますが、問題ありますか?
A.リスクがあります。遺言が執行されるのはご自身が亡くなった時であり、その時に指定した先生が事故・病気・認知症、極端な場合は先に亡くなっていたら執行できません。特に自分と同年代の個人に頼むと、この事態は十分起こり得ます。対策は、個人名ではなく法人を指定することです。「〇〇法律事務所」「一般社団法人あんしんの輪」のように法人を書いておけば、担当者に何かあっても組織内の誰かが必ず執行します。あんしんの輪でも、代表個人ではなく法人としてのご指定をお願いしています。
Q 遺言執行は「本人が結果を確認できない業務」ですが、いい加減にやられないためにはどう選べば良いですか?
A.遺言執行には数十万〜数百万円の報酬がかかる一方、ご本人は亡くなっているため業務の実態を確認できず、残されたご遺族も何が行われているかほとんど把握できない「見えづらい業務」です。だからこそ、契約前に数回は顔を合わせて話し、「この会社なら信頼できる」と思えるかどうかを確かめることが、費用比較と同じくらい重要です。あんしんの輪でも、契約を急がず複数回の面談を重ねてから進める方針を取っています。
Q 遺言執行人を頼まず、相続人である甥や姪に手続きを任せることはできますか?
A.制度上は可能です。遺言書に執行人の指定がなければ、相続人が代表または協力して手続きを行うこともできます。ただし現実には、遺産をもらう子ども同士で「誰がやるか」で揉めたり、相続人が疎遠な甥御さん・姪御さんの場合、遠方の親戚の財産をいきなり「全部整理してください」と言われても何をすべきか想像もつかない、というのが実情です。専門性の高い作業なので、こうしたケースではプロの遺言執行人に依頼する方がスムーズです。あんしんの輪でもご相談を受け付けています。
Q なぜ今、身元保証会社の需要が増えているのですか?
A.高齢化と長寿化が背景にあります。日本では配偶者に先立たれた後、お一人で暮らす期間が非常に長くなっており、その間の入院・施設入居・日常のサポートを担う人が必要になります。長生きすること自体が、その後の様々な支援を必要とするため、家族に代わって身元保証人を引き受け、治療方針の説明への同席から葬儀・死後事務・遺言まで担う身元保証会社へのニーズが年々増加しています。あんしんの輪もこうした「家族の代行」を担う会社の一つです。
Q 身寄りのない高齢者が緊急手術になった場合、手術の承諾書は誰が書くのですか?実際の対応例を教えてください。
A.身元保証会社が対応した実例をご紹介します。91歳の一人暮らしの女性が、洗濯物を取り込んだ後に階段でつまずいて転倒し、肘を複雑骨折。ご自身で救急車を呼んで搬送され、緊急手術が必要になりました。日曜の昼、病院から連絡を受けたあんしんの輪の代表がすぐ駆けつけ、治療の承諾書に署名。さらに「手術が終わるまでいてください」と言われ、追加の処置や投薬のたびに承諾が必要なため、約4時間待機して計4〜5枚の承諾書を書きました。ここまで対応するのが身元保証人の実務です。
Q 死後事務で特に手間がかかる手続きにはどんなものがありますか?
A.亡くなった後の事務手続きは、市役所での健康保険・年金の手続き、新聞などの解約、アパートの退去(家財を全て引き払ってからの手続き)、納骨までの書類集めなど多岐にわたります。中でも携帯電話の解約は、通信会社ごとに基準が異なり、すぐ応じてくれる会社もあれば、複数の書類を集めて持参しないと受け付けない会社もあり、意外と苦労するポイントです。あんしんの輪では、こうした煩雑な死後事務を一括して代行しています。
Q 葬儀や納骨の希望は、口約束で身元保証会社に伝えておけば実行してもらえますか?
A.口約束では実行できません。葬儀をどこで行うか、どの墓地に入るかは、事前に契約書を作成してその中に盛り込んでおく必要があります。業者側も契約がなければ勝手に執行することはできないからです。あんしんの輪では、終活ノートでご希望を細かく伺った上で、葬儀・埋葬の内容を契約書として正式に残します。亡くなった後まで確実に希望を実現するには、「言ってある」ではなく「契約してある」状態にしておくことが大切です。
Q 疎遠な親族しかいない場合、誰も呼ばないシンプルな直葬で見送ってもらうことはできますか?
A.できます。実例では、遠方に何十年も付き合いのない甥御さんがいるだけの85歳男性が「親戚は誰も呼ばず、最もシンプルに」と希望され、誰とも面会せず斎場へ向かう直葬プランを実行しました。当日は僧侶も参列者もいないため、あんしんの輪のスタッフが最後まで付き添い、お骨を預かったその足で霊園へ向かい、即日埋葬まで完了しています。超高齢化で親族も高齢となる中、負担と費用を抑えたシンプルな直葬を選ぶ方は非常に増えています。
Q 一人暮らしだと、自分が認知症になり始めたことに誰も気づいてくれないのが不安です。任意後見はどう始まるのですか?
A.まさにその「気づく人がいない」問題への備えが任意後見です。任意後見は元気なうちに公証役場で契約書を作成しておく制度で、口約束では成立しません。あんしんの輪では終活ノートの作成を入り口に、多くの方が任意後見契約まで結ばれます。契約後は定期的にご自宅を訪問してお話を伺うため、「あれ、少し様子がおかしいな」という変化に気づけます。その際は任意後見の開始に向けた裁判所への手続きを進め、金銭管理や契約のサポートに移行する体制です。
Q 遺贈寄付の寄付先には、実際どんな選択肢を選ぶ人が多いですか?
A.様々ですが、最近多いのは「食事に困る学生や子どものために子ども食堂の団体へ」という寄付です。また「親族が難病で苦しんだ経験から、その難病を研究する団体へ」という、ご自身の人生と結びついた寄付先を選ぶ方もいます。いずれも口約束では実行されないため、公証役場での遺言書作成と、遺言執行人の指定が必須です。あんしんの輪では寄付先の検討から公正証書遺言の作成同行、執行までを一貫して支援しています。
Q 身元保証会社を選ぶとき、料金以外で確認すべきポイントは何ですか?
A.3つあります。①寄り添い度:一生涯の付き合いになるため、「施設で冬物が欲しい」と言えばすぐ買って届けてくれるような、お子さんの役目を果たせる会社か。契約後に要望に応じてくれない事務的な会社も実在します。②預託金の保全:会社が潰れたら預けたお金はどうなるかを確認。あんしんの輪では信託会社と提携し、お預かりした費用は右から左へ信託会社に預けて保全しています。③柔軟な料金設計:全員一律のワンパッケージだと不要なサービスにもお金を払うことになります。終活ノートで細かく希望を聞き、「葬儀は互助会で」「埋葬は不要」といった個別要望に応じた見積もりを事前に出す会社が信頼できます。
地域ごとの身元保証事情



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