入院時に身元保証人がいない場合の3つの対処法と専門サービスを解説

突然の病気やケガで入院が決まり、病院の窓口から渡された書類を見てハッとしたことはありませんか? 「入院申込書に身元保証人(連帯保証人)のサインが必要と言われたけれど、頼める家族や親族が誰もいない……」

独身の方や、親族と長年疎遠になっているおひとりさまにとって、「保証人がいないと入院を断られてしまうのではないか」という不安は、病気そのものと同じくらい切実で苦しい悩みです。

結論から申し上げますと、法律(医師法)上は「身元保証人がいない」という理由だけで、病院が患者の入院や治療を拒否することは原則として禁止されています
(参考:身元保証人等がいないことのみを理由に医療機関において入院を拒否することについて)。

しかし、これはあくまで法律上の「建前」です。現実の医療現場では、緊急時の連絡先や入院費用の支払い、万が一の際のご遺体の引き取りといったリスクを管理するため、病院側から強く保証人を求められ、手続きが難航してしまうケースが後を絶ちません。

「友人には金銭的な迷惑をかけられないし、かといってどうすればいいのか…」と途方に暮れている方へ。決して一人で抱え込んだり、必要な治療を諦めたりする必要はありません。現在は、頼れる家族がいない方に代わって**専門の法人が家族の役割を担う「民間の身元保証サービス」**という、確実で安全な解決策が存在します。

本記事では、身寄りがない方の入院サポートや終活支援を行う「あんしんの輪」が、病院が保証人を求める本当の理由から、保証人がいない場合に取るべき「3つの対処法」までをプロの視点で徹底解説します。

ご自身の不安をすっきりと解消し、安心して治療に専念できる環境を整えるために、ぜひ本記事をお役立てください。

この記事の制作・監修チーム
著者 田中 明弘 代表理事・薬剤師
監修 公衆衛生担当 公衆衛生学・ヘルスケア担当
監修 麻酔科医担当 麻酔科医
監修 耳鼻咽喉科医担当 耳鼻咽喉科医

目次

【結論】入院時に身元保証人がいない!これって入院を断られるの?

「すぐに入院して治療を始めましょう」と医師から告げられ、ホッとしたのも束の間。入院窓口で渡された書類を見て、血の気が引くような思いをしたことはありませんか?そこにはっきりと書かれた「身元引受人・連帯保証人の署名」という欄。

「頼れる親族は誰もいない。友人にお金の保証まで頼むわけにはいかない…。」 「保証人の欄を空欄のまま出したら、入院を断られてしまうのではないか?」

そんな切実な不安と焦りを抱えているおひとりさまは、実はあなただけではありません。まずは、一番気になる「保証人がいなければ入院を拒否されてしまうのか?」という疑問に対する結論からお伝えします。

法律上(医師法等)は、保証人がいないことだけを理由に入院拒否はできない

結論から申し上げますと、「身元保証人(連帯保証人)が用意できない」という理由だけで、病院があなたの入院や治療を拒否することは、法律上禁止されています。

日本の法律では、医師や医療機関に対して「応召義務(おうしょうぎむ)」という厳しいルールが定められています。医師法第19条第1項には、「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と明記されています。

では、「保証人がいないこと」は診療を拒む正当な事由になるのでしょうか?これについて、厚生労働省は全国の医療機関に対して明確な通知を出しています。

“入院時の身元保証人等がいないことのみを理由として入院を拒否することは、医師法第19条第1項に規定する応召義務に違反する”

つまり、国が「保証人がいないからといって患者を追い返してはいけない」と明確に指導しているのです。独身であっても、親族と疎遠であっても、あなたが適切な医療を受ける権利は法律によってしっかりと守られています。まずはこの事実を知り、どうか少しだけ肩の荷を下ろしてください。

【現場のリアル】実際には強く求められ、転院や手続きが保留・難航することが多い

しかし、「法律で守られているなら、保証人の欄は空欄のままで堂々と入院できるんだな」と安心するのは、少し待ってください。ここからが、医療現場の厳しい**「リアルな実情」**です。

法律上、病院はあなたを追い出すことはできません。しかし実際には、入院手続きの際、あるいは入院中の病室で、医療ソーシャルワーカー(MSW)や看護師から**「なんとか遠い親戚でもいいので、連絡を取って保証人になってもらえませんか?」と何度も強い説得を受ける**ことになります。

病院側も決して意地悪で言っているわけではありません。もしあなたが手術中に意識を失ったら、誰に治療方針の相談をすればよいのでしょうか。もし入院費が払えなくなったら、誰が肩代わりするのでしょうか。退院後に自宅へ戻れなくなった時、誰が施設探しを手伝うのでしょうか。

保証人がいない患者様を受け入れることは、病院側にとって極めて大きな実務的リスクを抱え込むことになります。そのため、「保証人が見つかるまで、リハビリ病院への転院手続きを進められない」「どうしても保証人が立てられないなら、限られた治療しか提供できない可能性がある」と、結果的に手続きが保留され、難航してしまうケースが現場では後を絶たないのです。

頼れる親族がいなくても大丈夫。確実に入院できる解決策とは

「親族には絶対に連絡したくない」「そもそも頼める人が本当にこの世に一人もいない」 そんな状況で病院から保証人を催促され続ければ、病気で辛い身体に、さらなる精神的な苦痛がのしかかってしまいます。

ですが、パニックになる必要はありません。超高齢化と単身世帯の増加が進む現在の日本において、この問題に対する**「確実な解決策」**はすでに存在しています。

それは、親族の代わりに**「専門の第三者機関(法人)」と契約を結び、身元保証人を丸ごと引き受けてもらう方法**です。 私たち「あんしんの輪」のような専門法人が間に入ることで、病院が抱えるリスクは完全に払拭され、病院側もあなた自身も、安心して治療にだけ専念できる環境が整います。

なぜ病院はそこまで強く保証人にこだわるのか。そして、友人や知人に頼むのではなく、専門の法人に任せるべき理由は何なのか。次の章から、あなたが取るべきベストな対処法についてさらに深く解説していきます。

なぜ病院はあなたに「身元保証人(連帯保証人)」を必ず求めるのか?

【対比表】身元保証に関する「患者さんの誤解」と「病院の本当のリスク」

病院が求める役割 患者さんのよくある誤解 病院が本当に恐れているリスク
① 入院費用の
支払い保証
「十分な貯金や年金があるから、病院には絶対に未払いの迷惑はかけないはず」 口座凍結による回収不能リスク
死亡時や重度の認知症進行時は銀行口座が凍結され、ご本人のお金が引き出せなくなります。
② 緊急連絡・
医療同意
「自分の治療方針や延命の有無は、すべて自分で決めるから大丈夫」 本人の意識不明時の判断停止リスク
夜間の容態急変など、ご本人が話せない状態の時に、医師が重大な治療方針を決定できません。
③ 万が一の
死後事務
「もし病院で亡くなっても、最後は行政や病院がなんとか片付けてくれるだろう」 ご遺体・残置物の引き取り手不在リスク
霊安室の安置時間は短く、ご遺体や病室の荷物を引き取る人がいないと次の患者様を受け入れられません。

「入院費を払うだけの十分な貯金はあるのに、なぜそこまでしつこく保証人を求められるのだろう?」 「病院は身寄りのない人間を厄介払いしたいだけなのでは?」

孤独や不安の中で何度も保証人を催促されると、病院に対して不信感を抱いてしまうのも無理はありません。しかし、病院のスタッフも決して意地悪で言っているわけではありません。

病院は、多くの患者様の命を預かる場所です。もし、すべての患者様が身元保証人なしで入院してしまうと、病院の運営自体が成り立たなくなってしまう**「避けられない3つの理由(リスク)」**が存在するのです。病院側の本音を知ることで、あなたが今直面している問題の正体が見えてきます。

入院費用・医療費の確実な「支払い保証」のため

1つ目の理由は、経済的な担保、つまり「連帯保証」の役割です。 多くのおひとりさまは「自分にはまとまった貯金や年金があるから、絶対に未払いにはならない」と考えています。しかし、病院が恐れているのは「お金がないこと」だけではありません。

例えば、入院中にご本人の意識が戻らなくなったり、重度の認知症が進行したりして、銀行の窓口やATMでお金を引き出せなくなってしまったらどうでしょうか。さらに、万が一病院で亡くなられた場合、ご本人の銀行口座は即座に凍結(ロック)されてしまい、ご親族による相続手続きが終わるまで、たとえ数千万円の預金があっても一円も引き出すことができなくなります。

こうなると、ご本人にいくら財産があっても、病院は多額の未収金を抱えることになってしまいます。こうした不測の事態を防ぎ、確実に医療費を回収するために、本人に代わって支払い義務を負う「連帯保証人」のサインがどうしても必要なのです。

緊急時の連絡や、手術・延命治療の「意思決定(キーパーソン)」のため

2つ目の理由は、容態急変時の「緊急連絡先」と、重大な決断を下す「キーパーソン(家族の代わり)」の確保です。

入院中は、いつ何が起こるか分かりません。夜中に容態が急変して緊急手術が必要になった際、医師は誰に病状を説明し、同意を得ればよいのでしょうか。ご本人の意識がない中で、人工呼吸器をつけるか(延命治療を行うか)といった命に関わる重大な判断を、医師が単独で下すことは非常に困難です。

厚生労働省のガイドラインでも、患者本人の意思が確認できない場合は、家族等の推定意思を尊重して治療方針を決定することが推奨されています。だからこそ、本人に代わって医師の説明を聞き、本人のこれまでの価値観に沿って一緒に治療方針を相談できる「キーパーソン」の存在が、医療現場では絶対に欠かせないのです。

退院時の支援や、万が一亡くなった際の「ご遺体・残置物の引き取り」のため

そして3つ目が、病院(とくに退院支援を行う医療ソーシャルワーカー)が最も頭を抱える「退院先」と「死後の対応」に関する問題です。

無事に治療が終わっても、体力が低下して今まで通り一人で自宅生活を送るのが難しくなるケースは多々あります。その際、リハビリ病院への転院や介護施設への入所手続きを代わりに進め、身柄を引き受けてくれる人が必要です。

さらに深刻なのが、病院で亡くなられた場合です。病院の霊安室は数時間から半日程度しかご遺体を安置できません。すぐに葬儀社を手配してご遺体を引き取り、病室に残された荷物(残置物)を片付けてもらわなければ、次の重症患者様を受け入れることができなくなってしまいます。 「ご遺体と残置物の引き取り手がいない」という事態は、病院にとって最大のリスクなのです。

身元保証人を頼める家族がいない場合の「3つの対処法」

前章で解説した通り、病院が身元保証人に求める役割は「入院費の支払い」「緊急時の意思決定」「死後の引き取り」という、非常に重い責任を伴うものです。

では、頼れる親族がいないおひとりさまが入院を迫られた際、具体的にどのような選択肢が残されているのでしょうか。一般的に考えられる3つの対処法と、その「落とし穴」についてプロの視点から解説します。

対処法①:友人や知人にお願いする(金銭・死後のトラブルに要注意)

最も手っ取り早い解決策として、「長年親しくしている友人や、近所の知人にお願いしてサインをもらう」という方法を思い浮かべるかもしれません。

結論から言えば、病院側が了承さえすれば、親族以外の第三者(友人など)が身元保証人になること自体は可能です。しかし、実際には病院側から「友人や知人の方では、保証人として認められません」と難色を示されるケースが非常に多いのが現実です。

なぜなら、友人には法的な扶養義務や遺体の引き取り義務がないため、いざ多額の未払いが発生したり、本人が亡くなったりした際に「ただの友人なので、そこまでの責任は持てない」と連絡が途絶えてしまうリスクが高いからです。 また、頼まれたご友人側にとっても、「高額な医療費の連帯保証」や「死後の葬儀・片付けの手配」までを無償で背負い込むことは、あまりにも負担が大きすぎます。結果として、金の切れ目が縁の切れ目となり、長年の大切な友情が崩壊してしまうトラブルが後を絶ちません。

対処法②:成年後見制度を利用する(医療同意や死後事務ができない落とし穴)

「身寄りがないなら、国が定めている『成年後見制度』を利用して、弁護士や司法書士に後見人になってもらえばいいのでは?」と考える方も多くいらっしゃいます。 しかし、ここには非常に多くの方が誤解している大きな落とし穴があります。

成年後見人の主な役割は、ご本人の「財産管理」と「身上保護(介護施設等の契約代行など)」です。そのため、ご本人の預金から入院費を支払う手続き自体はできますが、病院が最も求めている以下の3つの役割は、法律上「後見人の権限外」とされています。

  1. 連帯保証人にはなれない: 後見人はあくまで「本人の財産」を管理する立場です。後見人自身のポケットマネーで未払い分を肩代わりする(連帯保証人になる)ことはできません。
  2. 医療同意はできない: 手術や延命治療への同意は、ご本人の「一身専属権(本人にしか決められない極めて個人的な権利)」とされており、後見人であっても代わりに同意のサインをすることは法律上認められていません。
  3. 死後の手続き(死後事務)は原則できない: 後見人の権限は、ご本人が死亡した瞬間に法的に消滅します。ご遺体の引き取りや、葬儀の手配、お墓への納骨などを後見人が行うことは原則としてできません。

つまり、成年後見制度を利用していても、病院が求める要件を満たすことができず、結果として「入院の保証人問題」の根本的な解決にはならないのです。

対処法③:民間の「身元保証サービス」を利用する(最も確実な解決策)

友人への依頼は病院から断られやすく、関係破綻のリスクがある。成年後見制度では法律上の権限が足りない。

そこで現在、おひとりさまの入院問題を解決する「最も確実で安全な選択肢」として急速に普及しているのが、法人による「民間の身元保証サービス」の利用です。 これは、私たち「あんしんの輪」のような第三者の専門機関が、ご家族の代わりとなって病院と直接契約を結び、身元保証や連帯保証を丸ごと引き受けるサービスです。

民間サービスであれば、以下のように病院が求めるすべての要件をクリアできます。

  • 法人としての確実な「連帯保証」の提供
  • 24時間365日の緊急連絡窓口と、事前意思に基づく「医療同意」のサポート
  • 万が一の際のご遺体引き取りと「死後事務(葬儀・納骨・片付け)」のお約束

これらが「法人との契約」として制度化されているため、病院側も「この法人がついているなら、未収金や死後の引き取り手のリスクがない」と判断し、スムーズに入院手続きを進めることができます。

「誰かに多大な迷惑をかけてしまうかもしれない」という重い心理的負担から解放され、あなた自身が安心して治療やリハビリに専念できる環境を作ること。それが、民間の身元保証サービスを利用する最大のメリットです。

ご提示いただいた目次と、入院を控えて不安な思いをされているご本人の心情に寄り添い、第4章の原稿を作成しました。

この章では、「あんしんの輪」が提供する具体的なサポート内容を時系列で分かりやすく伝えるとともに、最近の業界トラブルを踏まえ、なぜ「管理費」や「事前準備費用」が生前に必要なのかという「費用の正当性」を論理的に解説し、読者に深い納得感と安心感を与えます。


入院から退院・万が一の時まで!民間サービスの具体的なサポート内容

【一覧表】時系列でわかる!あんしんの輪(専門法人)のサポート範囲

タイミング 身元保証人がいない場合の不安 専門法人のサポート内容
【入院の手続き時】 病院から何度も親戚を探すよう催促され、転院や手続きが保留になってしまう。 身元引受人・連帯保証人への署名
法人が責任を持って署名し、病院の未収金リスクをゼロにしてスムーズに入院を完了させます。
【入院中の生活】 着替えや日用品が足りなくても、ベッドから動けず誰にも頼めない。 お買い物・役所手続きの代行
ご本人の手足となり、日用品の差し入れや限度額認定証の申請などきめ細かく支援します。
【緊急時・急変時】 夜間に急変した際、医師が治療方針の相談をする相手がいない。 24時間の駆けつけ・医療同意支援
事前の意思確認に基づき、法人のスタッフが医師からの説明を受け、意思決定をサポートします。
【万が一の時(死後)】 ご遺体の引き取り手がなく、無縁仏として扱われ、周囲に多大な迷惑がかかる。 ご遺体引き取り・死後事務の完遂
生前のご契約(事前準備費用)に基づき、葬儀から未払い精算、残置物撤去までを確実に行います。

「保証人を頼める人がいない」という入院前の最大の壁を、最も安全に、そして確実に取り除いてくれるのが民間の身元保証サービスです。

私たち「あんしんの輪」をはじめとする専門法人は、単に入院申込書の保証人欄にハンコを押すだけの存在ではありません。入院の手続きから、入院中の身の回りのお世話、そして万が一の時まで、文字通り「あなたの家族の代わり」としてあらゆる実務をサポートします。

具体的にどのようなサポートが受けられるのか、入院の流れに沿って見ていきましょう。

病院への「身元保証・連帯保証」の署名と、24時間緊急連絡体制

まず、入院が決まったその日に最も大きな安心となるのが、法人による確実な保証です。 病院が用意した「入院申込書」や「誓約書」に対し、法人が責任を持って身元引受人・連帯保証人として署名と捺印を行います。

  • 確実な支払い保証: 万が一、ご本人の支払いが難しくなった場合でも法人が連帯保証するため、病院側は未収金のリスクがなくなり、あなたをスムーズに受け入れることができます。
  • 24時間365日の緊急連絡窓口: 入院中は、夜間や休日に容態が急変することもあります。事前にご自身の希望(延命治療の有無など)を伺った上で、いざという時は法人のスタッフがすぐに病院からの連絡を受け、医師と連携して対応します。

これにより、「保証人がいないから入院を断られるかもしれない」という不安や、医療ソーシャルワーカーから「誰か親戚を探して」と催促されるストレスから完全に解放されます。

入院中の生活支援(着替えの用意、買い物、限度額認定証の手続き代行など)

無事に入院できた後も、おひとりさまには「物理的な生活のサポート」が必要になります。ケガや病気でベッドから自由に動けない時、頼れる家族がいない状況での入院生活は想像以上に不便なものです。

そんな時も、専門スタッフがご本人の手足となって以下のような細やかな生活支援を行います。

  • 日用品の買い出しと差し入れ: パジャマ(病衣)や下着、タオル、歯ブラシ、さらにはテレビカードの購入やスマートフォンの充電器など、必要なものを病室までお届けします。
  • 洗濯の代行: 病院内のコインランドリーまでご自身で歩いて行けない場合の洗濯を代行します。
  • 役所や病院での事務手続き代行: 医療費の負担を減らすための「限度額適用認定証」の役所への申請手続きや、毎月の入院費の支払い代行など、煩雑な事務手続きをすべてお任せいただけます。

ご友人に「下着を買ってきてほしい」「役所に行ってほしい」とはなかなか頼みづらいものですが、専門サービスであれば気兼ねなく依頼でき、治療にだけ専念することができます。

万が一の際の「死後事務(葬儀・片付け等)」と費用の事前準備の重要性

そして、入院のサポートと同じくらい、あるいはそれ以上に病院側が重視しており、ご本人にとっても重要になるのが、万が一病院で亡くなられた際の「死後事務」のサポートです。

ご本人が亡くなった直後、病院は数時間から半日以内に「ご遺体の引き取り」と「病室の片付け」を行うよう求めてきます。あんしんの輪では、以下のような死後の手続きをすべてお引き受けします。

  • 速やかなご遺体の引き取りと、ご希望に沿った葬儀・火葬の手配
  • 病院への未払い医療費の最終精算
  • 病室に残された私物(残置物)の撤去
  • 行政への死亡届の提出、年金・健康保険の資格喪失手続き

【プロの注意点:なぜ「管理費」や「事前準備費用」が必要なのか】 ここで、身元保証サービスを選ぶ際に必ず知っておくべき重要なポイントがあります。それは、契約時に日々の「管理費」や、死後事務に向けた「事前準備費用(預託金や、一部返金されない業務着手金など)」の目的が明確に説明されている法人を選ぶということです。

人が亡くなると、ご本人の銀行口座は即座に凍結され、お金が一切引き出せなくなります。つまり、法人がご遺体の引き取りや火葬、病院への支払いを滞りなく即座に実行するためには、生前の元気なうちに、確実に動けるだけの資金をお預かりし、法的な準備(公正証書の作成など)を整えておく必要があるのです。

契約を安全に維持するための適正な管理費や、万が一の時に病院や周囲に一切の迷惑をかけずにご本人の尊厳を守るための事前準備費用。一見すると初期費用がかかるように感じるかもしれませんが、これらは**「いざという時に確実にあなたを守るための、必要不可欠な仕組み」**です。

逆に、費用の内訳が不明瞭であったり、安さだけを売りにして死後の対応体制が整っていない業者を選んでしまうと、深刻なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。契約書の文面や費用の正当性をしっかりと説明してくれる、信頼できる法人を選ぶことが何よりも大切です。

まとめ:入院の身元保証でお困りなら、早めに専門家へご相談を

突然の病気やケガで心身ともに辛い中、病院から「保証人を立ててください」と迫られるプレッシャーは計り知れません。「誰にも迷惑をかけたくない」「でも、自分一人ではどうにもならない」と、途方に暮れてしまう方も多いでしょう。

しかし、本記事を通して最もお伝えしたかったことは、「身元保証人がいない」という理由だけで、あなたが適切な医療を受け、ご自分らしい生活を送る権利を諦める必要は絶対にないということです。

この記事の重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 法律の建前と現場のリアル: 法律上は保証人不在を理由とした入院拒否はできませんが、現実の医療現場では「医療費の未払い」「緊急時の意思決定」「死後の引き取り手」という3つのリスクから、どうしても保証人が求められます。
  • 知人や後見人制度の限界: 友人へのお願いは関係破綻のリスクが高く、成年後見制度では「連帯保証」や「死後事務」といった病院が求める要件を満たすことができません。
  • 最も確実な解決策: 病院側が抱えるすべての不安を払拭し、あなた自身も気兼ねなく治療に専念できる唯一の方法が、専門法人による「民間の身元保証サービス」の利用です。

もし現在、入院を控えて保証人が見つからずにお困りの方、あるいは「今はまだ元気だけれど、将来自分が倒れた時にどうなるのか不安だ」という方は、ぜひ一度、私たち**一般社団法人「あんしんの輪」**にご相談ください。

「あんしんの輪」では、厚生労働省等の公的ガイドラインも踏まえ、おひとりさまが直面するあらゆる課題を包括的にサポートする体制を整えています。

  • 身元保証プラン: 病院の連帯保証人・身元引受人を法人が確実にお引き受けし、24時間365日体制で緊急時の駆けつけや医療同意のサポートを行います。
  • 生活支援サポート: 入院中の日用品のお届けや、役所への書類提出代行など、ご家族に代わってきめ細やかな生活支援を提供します。
  • 葬儀・死後事務プラン: 万が一の際のご遺体の引き取り、お葬式、未払い費用の精算、お部屋の片付けまでを責任を持って執り行います。ご契約時に適正な「事前準備費用」を明確に定め、資金不足や手続きの遅れで周囲に迷惑をかけることなく、ご本人の尊厳を最後までしっかりとお守りします。
  • 参考:厚生労働省|身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン及び事例集

「誰にも迷惑をかけず、自分らしい最期を迎えたい」 その願いを叶えるためには、ご自身の判断能力がしっかりしている「今」行動を起こすことが何よりも大切です。

「あんしんの輪」へのご相談や資料請求は完全に無料です。「自分の状況だと、どのようなプランが必要になるのか話だけ聞いてみたい」というご要望でも全く問題ございません。まずは一人で悩まず、お気軽に専門家へご連絡ください。私たちが、あなたの「もうひとりの家族」として、安心できる未来を全力でサポートいたします。

参考

本記事と同様の「身元保証系カテゴリ」の記事はこちら。

その他、地域ごとの身元保証事情はこちら。

保証人がいなくてお困りの方へ!解決への4ステップ
1

焦らずに現状を整理する

病院から保証人を求められてもパニックになる必要はありません。友人への依頼や成年後見制度では解決が難しいことを理解し、専門法人の活用を検討します。

2

専門法人(あんしんの輪)へ無料相談する

一人で抱え込まず、まずはお電話やWebフォームからご相談ください。「自分の状況で入院できるのか話だけ聞きたい」といったご相談や資料請求も無料です。

3

ご自身の希望を伝え、プランを確認する

延命治療に関する希望や、万が一の際のお葬式の形式などをお伺いします。その内容に基づき、管理費や事前準備費用(預託金)など、明確な費用のご提示を受けます。

4

【重要】判断能力がある「今のうち」に契約する

身元保証や死後事務の契約は、ご自身で正しく判断できる状態(意思能力)がないと法的に結ぶことができません。元気な今のうちに行動することが最大の防衛策です。

目次