既に仕事を退職し子どもは独立、孫の顔を見るのが老後の楽しみという高齢者の方々は多いはずです。
ただし、余暇は十分あっても日々の生活が充実していないと、歳を重ねるうちにだんだん生きがいが失われていく可能性もあります。
「人生100年」といわれる現在、充実した長い余生を過ごすため、生きがいを見つけておく必要があるでしょう。
そこで今回は、高齢者が生きがいを持つことの重要性、生きがいの見つけ方等を解説します。
既に仕事を退職し子どもは独立、孫の顔を見るのが老後の楽しみという高齢者の方々は多いはずです。
ただし、余暇は十分あっても日々の生活が充実していないと、歳を重ねるうちにだんだん生きがいが失われていく可能性もあります。
「人生100年」といわれる現在、充実した長い余生を過ごすため、生きがいを見つけておく必要があるでしょう。
そこで今回は、高齢者が生きがいを持つことの重要性、生きがいの見つけ方等を解説します。
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高齢者が生きがいを持つことの重要性とは
現在、心身ともに健康な高齢者が増加しており、日本人の長寿化は進み「人生100年」時代とも言われています。
しかし、長い余生を送る際に生きがいがないと、充実した生活を送るのは非常に難しくなります。
こちらでは生きがいに必要な要素、そして一人暮らしの高齢者への注意点について解説しましょう。
現在、心身ともに健康な高齢者が増加しており、日本人の長寿化は進み「人生100年」時代とも言われています。
しかし、長い余生を送る際に生きがいがないと、充実した生活を送るのは非常に難しくなります。
こちらでは生きがいに必要な要素、そして一人暮らしの高齢者への注意点について解説しましょう。
生きがいに必要な要素とは
内閣府の調査「令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果」では、高齢者が生きがいを感じる時とは何か?について集計しています。
ランキング形式で1位~10位までをみていきましょう。
ランキング | 割合 |
---|---|
1位「家族との団らん」 | 55.3% |
2位「おいしい食事」 | 54.8% |
3位「趣味やスポーツに熱中」 | 53.5% |
4位「友人や知人との交流」 | 52.6% |
5位「テレビやラジオの視聴」 | 43.2% |
6位「旅行」 | 39.8% |
7位「夫婦の団らん」 | 34.5% |
8位「他人から感謝された」 | 31.7% |
9位「仕事」 | 30.9% |
10位「収入があった」 | 24.8% |
表からもわかる通り、高齢者にとって最も大きな生きがいとなっている要素は「家族」といえます。
しかし、一人暮らしの高齢者の場合、家族がなかなか会いに来れない、配偶者が既に亡くなってる、家族・親戚と疎遠になった、というケースが多いかもしれません。
表からもわかる通り、高齢者にとって最も大きな生きがいとなっている要素は「家族」といえます。
しかし、一人暮らしの高齢者の場合、家族がなかなか会いに来れない、配偶者が既に亡くなってる、家族・親戚と疎遠になった、というケースが多いかもしれません。
一人暮らしの高齢者は生きがいの低下に要注意
多くの高齢者が生きがいであると回答した「家族」の存在は、一人暮らしの高齢者の場合、全く存在しない、または非常に疎遠となっている可能性があります。
こちらでは、一人暮らしの高齢者が生きがいを感じている割合、一人暮らしの高齢者が目指すべき生きがいについて解説します。
多くの高齢者が生きがいであると回答した「家族」の存在は、一人暮らしの高齢者の場合、全く存在しない、または非常に疎遠となっている可能性があります。
こちらでは、一人暮らしの高齢者が生きがいを感じている割合、一人暮らしの高齢者が目指すべき生きがいについて解説します。
一人暮らしの高齢者が生きがいを感じている割合
内閣府の調査によると、一人暮らしの高齢者世帯が生きがいを感じていないという割合は、高齢者夫婦世帯よりも高い数値となっています。下表をご覧ください。
内閣府の調査によると、一人暮らしの高齢者世帯が生きがいを感じていないという割合は、高齢者夫婦世帯よりも高い数値となっています。下表をご覧ください。
高齢者世帯 | 生きがいを感じている | 生きがいを感じていない |
---|---|---|
一人暮らし(単身)世帯 | 59.5% | 33.2% |
夫婦世帯 | 78.3% | 15.7% |
生きがいを感じていないという高齢者は、一人暮らし(単身)世帯で夫婦世帯の2倍以上となっています。
生きがいを感じられないと精神的に辛くなり、長生きが苦痛となってしまうおそれもあります。
生きがいを感じていないという高齢者は、一人暮らし(単身)世帯で夫婦世帯の2倍以上となっています。
生きがいを感じられないと精神的に辛くなり、長生きが苦痛となってしまうおそれもあります。
一人暮らしの高齢者の生きがいに必要な要素
家族や配偶者を生きがいとするのが難しい一人暮らしの高齢者は、特に次のような要素を満たす生きがいの発見が大切です。
- 高齢者自身が満足感や充実感、達成感を得たいという欲求がある
- 高齢者自身に挑戦したこと、目標とすることがある
- 高齢者自身が生きるための価値や意味を見いだし、打ち込める活動を持っている
もちろん、自分に合わない行動を継続すれば、精神的にもきついですし、健康面にも悪影響が出るかもしれません。
ただし、余暇を生きがいの発見に利用し、長期間夢中になれる何かを見つけられたら、非常に充実した毎日が送れるはずです。
家族や配偶者を生きがいとするのが難しい一人暮らしの高齢者は、特に次のような要素を満たす生きがいの発見が大切です。
- 高齢者自身が満足感や充実感、達成感を得たいという欲求がある
- 高齢者自身に挑戦したこと、目標とすることがある
- 高齢者自身が生きるための価値や意味を見いだし、打ち込める活動を持っている
もちろん、自分に合わない行動を継続すれば、精神的にもきついですし、健康面にも悪影響が出るかもしれません。
ただし、余暇を生きがいの発見に利用し、長期間夢中になれる何かを見つけられたら、非常に充実した毎日が送れるはずです。
高齢者の生きがいの見つけ方5選
自分が判断能力を十分有していて、健康にも問題ないならば、次のような活動を行うのも良い方法です。
- 働いてみる
- 習い事を始めてみる
- ボランティア活動に参加してみる
- これまでできなかったことをやってみる
- 家族と過ごす時間を増やしてみる
それぞれの生きがいの見つけ方について解説していきましょう。
自分が判断能力を十分有していて、健康にも問題ないならば、次のような活動を行うのも良い方法です。
- 働いてみる
- 習い事を始めてみる
- ボランティア活動に参加してみる
- これまでできなかったことをやってみる
- 家族と過ごす時間を増やしてみる
それぞれの生きがいの見つけ方について解説していきましょう。
働いてみる
退職後でも自分が培ってきた知識を活かし、働いてみるのも良いでしょう。
内閣府の調査では、「仕事」「収入があった」「他人から感謝された」ことを生きがいと感じる回答が多くありました。
仕事に関しては、自分の元勤務先で雇用してくれるか確認する方法がある他、インターネットの求人サイトで、高齢者向けの募集を行っているところも数多く存在します。
自分の気に入った事業内容や勤務時間、報酬等を確認したら、求人サイトへ登録して手続きを進めてみましょう。
退職後でも自分が培ってきた知識を活かし、働いてみるのも良いでしょう。
内閣府の調査では、「仕事」「収入があった」「他人から感謝された」ことを生きがいと感じる回答が多くありました。
仕事に関しては、自分の元勤務先で雇用してくれるか確認する方法がある他、インターネットの求人サイトで、高齢者向けの募集を行っているところも数多く存在します。
自分の気に入った事業内容や勤務時間、報酬等を確認したら、求人サイトへ登録して手続きを進めてみましょう。
習い事を始めてみる
現在、自分の地域や通信講座等で実施されている習い事教室で、生きがいを見つけるのも良い方法です。
男性・女性を問わず書道教室や料理教室、最先端の習い事ともいえるドローン教室等、自分が関心のある習い事に挑戦してみると、良い刺激となるでしょう。
なお、無料の習い事教室はあるものの、ほとんどの教室では有料となっています。
自分が受け取る年金額を確認し、費用が重い負担にならないかよく検討してから、入会手続きを行いましょう。
現在、自分の地域や通信講座等で実施されている習い事教室で、生きがいを見つけるのも良い方法です。
男性・女性を問わず書道教室や料理教室、最先端の習い事ともいえるドローン教室等、自分が関心のある習い事に挑戦してみると、良い刺激となるでしょう。
なお、無料の習い事教室はあるものの、ほとんどの教室では有料となっています。
自分が受け取る年金額を確認し、費用が重い負担にならないかよく検討してから、入会手続きを行いましょう。
ボランティア活動に参加してみる
他人から感謝されて、充実感や達成感を得られる高齢者なら、ボランティア活動に参加してみましょう。
ボランティアと言ってもお住まい地域にはゴミ清掃や、学童擁護員、足腰の不自由な高齢の方々の見守り等、いろいろな活動があるはずです。
決して無理をする必要はありませんが、自分が継続可能なボランティア活動を見つけたら、募集している団体(例:市区町村役場等)に相談してみましょう。
他人から感謝されて、充実感や達成感を得られる高齢者なら、ボランティア活動に参加してみましょう。
ボランティアと言ってもお住まい地域にはゴミ清掃や、学童擁護員、足腰の不自由な高齢の方々の見守り等、いろいろな活動があるはずです。
決して無理をする必要はありませんが、自分が継続可能なボランティア活動を見つけたら、募集している団体(例:市区町村役場等)に相談してみましょう。
これまでできなかったことをやってみる
自分が仕事をしている間、満足に旅行ができなかったというときは、配偶者を連れて旅行してみるのも良い方法です。
また、これまで会社勤めで忙しく、自分の健康づくりに気を付けていなかったのなら、スポーツジムに通ったり、スポーツを行う老人クラブに入会したりして、健康の向上・維持を目指してみましょう。
ただし、いきなり身体を動かすとケガや体調不良の原因になるかもしれません。まずはインストラクター等の指導を受けつつ、徐々に身体機能・体力の向上を図る必要があります。
自分が仕事をしている間、満足に旅行ができなかったというときは、配偶者を連れて旅行してみるのも良い方法です。
また、これまで会社勤めで忙しく、自分の健康づくりに気を付けていなかったのなら、スポーツジムに通ったり、スポーツを行う老人クラブに入会したりして、健康の向上・維持を目指してみましょう。
ただし、いきなり身体を動かすとケガや体調不良の原因になるかもしれません。まずはインストラクター等の指導を受けつつ、徐々に身体機能・体力の向上を図る必要があります。
家族と過ごす時間を増やしてみる
仕事を退職し余暇ができたのなら、家族と過ごす時間を増やしてみましょう。
息子夫婦が仕事に忙しいのなら、孫を預かり、一緒に遊んだり宿題を見てやったりするのも、生きがいの一つとなるはずです。
孫の成長に喜びつつ、「孫が成人するまで、自分は絶対に認知症や寝たきりとならない。」と決意し、健康に長生きすることへ一層前向きとなるかもしれません。
仕事を退職し余暇ができたのなら、家族と過ごす時間を増やしてみましょう。
息子夫婦が仕事に忙しいのなら、孫を預かり、一緒に遊んだり宿題を見てやったりするのも、生きがいの一つとなるはずです。
孫の成長に喜びつつ、「孫が成人するまで、自分は絶対に認知症や寝たきりとならない。」と決意し、健康に長生きすることへ一層前向きとなるかもしれません。
生きがいを持つためのポイント
高齢者本人が生きがいとなる活動を見つけても、歳を重ねるうちに、その活動が難しくなって行く可能性はあります。
自分が絶えず生きがいを持ち続けられるように、次のポイントを把握しておきましょう。
- 複数の生きがいを持つ
- 何か生きがいを持ちたいとき、その相談先を把握する
- 終活も生きがいにつながる
それぞれのポイントについて解説します。
高齢者本人が生きがいとなる活動を見つけても、歳を重ねるうちに、その活動が難しくなって行く可能性はあります。
自分が絶えず生きがいを持ち続けられるように、次のポイントを把握しておきましょう。
- 複数の生きがいを持つ
- 何か生きがいを持ちたいとき、その相談先を把握する
- 終活も生きがいにつながる
それぞれのポイントについて解説します。
複数の生きがいを持つ
現在の自分が元気であっても、いずれは身体機能が衰え介護施設へ入所する場合もあるでしょう。
もちろん介護施設でも楽しいイベントは数多く開催されますが、ある程度身体機能が衰えても、継続して楽しめる生きがいを持っておいた方が無難です。
スポーツをする体力がなくても、瞬発力がなくても楽しめるテレビゲームやパソコンゲーム(例:シミュレーションゲーム、パズルゲーム)等、頭を使うゲームであれば判断能力の維持に役立つかもしれません。
また、パッチワークのような趣味も手を動かすので、脳に良い刺激を与えるはずです。
このように、いろいろな生きがい(趣味)を持っていれば安心です。
現在の自分が元気であっても、いずれは身体機能が衰え介護施設へ入所する場合もあるでしょう。
もちろん介護施設でも楽しいイベントは数多く開催されますが、ある程度身体機能が衰えても、継続して楽しめる生きがいを持っておいた方が無難です。
スポーツをする体力がなくても、瞬発力がなくても楽しめるテレビゲームやパソコンゲーム(例:シミュレーションゲーム、パズルゲーム)等、頭を使うゲームであれば判断能力の維持に役立つかもしれません。
また、パッチワークのような趣味も手を動かすので、脳に良い刺激を与えるはずです。
このように、いろいろな生きがい(趣味)を持っていれば安心です。
何か生きがいを持ちたいとき、その相談先を把握する
地域の老人サークルやボランティア活動、習い事教室について知りたいなら、市区町村役場に相談してみましょう。
専門の相談員が対応に応じてくれる市区町村役場もあります。
自分の健康状態や、希望する活動を相談すれば、関係する団体を紹介してくれる可能性もあります。
まずは自分が生きがいとしてやってみたい活動を慎重に選び、お住まいの市区町村役場(主に市民協働推進課等が担当)に問い合わせてみましょう。
地域の老人サークルやボランティア活動、習い事教室について知りたいなら、市区町村役場に相談してみましょう。
専門の相談員が対応に応じてくれる市区町村役場もあります。
自分の健康状態や、希望する活動を相談すれば、関係する団体を紹介してくれる可能性もあります。
まずは自分が生きがいとしてやってみたい活動を慎重に選び、お住まいの市区町村役場(主に市民協働推進課等が担当)に問い合わせてみましょう。
終活も生きがいにつながる
自分の葬儀や埋葬方法、死亡した場合の届け出先や財産に関する確認を進める「終活」も、生きがいの一つとなるでしょう。
例えば終活で行う生前整理で不用品や否かを分別し処分するのも、自分が亡くなった後、遺族に手間をかけさせず感謝される行動といえます。
また、生前整理の中で、今まで忘れていた家族の大切な写真や記念品をみつけられたなら、これまでの人生を感慨深く思い返せるはずです。
自分が亡くなっても、遺族に迷惑をかけないよう進める終活が、その後の余生を充実させる活動にもなります。
自分の葬儀や埋葬方法、死亡した場合の届け出先や財産に関する確認を進める「終活」も、生きがいの一つとなるでしょう。
例えば終活で行う生前整理で不用品や否かを分別し処分するのも、自分が亡くなった後、遺族に手間をかけさせず感謝される行動といえます。
また、生前整理の中で、今まで忘れていた家族の大切な写真や記念品をみつけられたなら、これまでの人生を感慨深く思い返せるはずです。
自分が亡くなっても、遺族に迷惑をかけないよう進める終活が、その後の余生を充実させる活動にもなります。
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まとめ:「生きがい」を見つけて健やかな老後を過ごしましょう
長い余生を充実させるには、高齢者本人の現状や趣向に合わせた生きがいを発見する必要があります。
本記事でご紹介した、高齢者の生きがいの重要性や発見するポイントをまとめると以下の通りです。
- 高齢者が生きがいを感じられないと精神的に辛くなり、長生きが苦痛となってしまうおそれもある
- 余暇を利用し、家族と過ごす機会を増やしたり、新たな挑戦をしたりするのも、生きがいを持つことにつながる
- 自分の健康状態にも配慮し、生きがいを持ち続けられるよう、複数の趣味を持った方が良い
自分一人だけの趣味等へ没頭する他に、老人クラブや習い事教室に入会し、共通の趣味がある友人や知人と交流を続ける活動も、生きがいにつながるはずです。
長い余生を充実させるには、高齢者本人の現状や趣向に合わせた生きがいを発見する必要があります。
本記事でご紹介した、高齢者の生きがいの重要性や発見するポイントをまとめると以下の通りです。
- 高齢者が生きがいを感じられないと精神的に辛くなり、長生きが苦痛となってしまうおそれもある
- 余暇を利用し、家族と過ごす機会を増やしたり、新たな挑戦をしたりするのも、生きがいを持つことにつながる
- 自分の健康状態にも配慮し、生きがいを持ち続けられるよう、複数の趣味を持った方が良い
自分一人だけの趣味等へ没頭する他に、老人クラブや習い事教室に入会し、共通の趣味がある友人や知人と交流を続ける活動も、生きがいにつながるはずです。
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